カルロス・バダルと契約延長
昨季フベニールAのキャプテンを務めた元スペインU-17代表DFカルロス・バダル(19)がクラブとの契約を2020年まで延長しました。契約解除金は発表されていません。
既にVCFメスタージャでのデビューを果たしているバダルですが、今季より正式にVCFメスタージャの選手となります。
カステジョン出身のバダルは9歳の時にバレンシアに入団しました。入団当初から守備力・統率力のある選手として評価され、2014/2015シーズンにスペインU-16代表デビュー。翌2015/2016シーズンはスペインU-17代表にも招集されました。
早くからフベニールAにも昇格していたにもかかわらず、なかなかVCFメスタージャへの昇格が決まらなかったことには、クラブのVCFメスタージャに対する「若手+ベテラン3人」という方針が影響していました。
クラブは、チームを2部Bに定着させるために若手選手が揃うチームのセンターラインにベテラン選手を据えてきました。一昨季ではDFグレゴやMFキム・アラウージョ、FWアリダイ、昨季でいえばDFセサル・モルガド、DFイバン・マルケス、MFペトコフなどです。そういった選手たちからポジションを奪えなかったことに加え、1歳下のギジャモンが先に昇格したことによりバダルの昇格はなかなか実現しませんでした。
しかしながら、バダルの能力に疑いの余地はありません。昨年の8月に開催されたCOTIFでもイ・ガンインや、パブロ・ヒメネスらと共に大会ベストイレブンに選出されるなど、その才能を燻らせてはいません。実際にイタリアのサンプドリアや、オランダのAZアルクマールなどがこの若い才能の獲得に熱を上げていました。
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カルロス・バダル(プロフィール)