レアル・マドリーからロシア代表MFデニス・チェリシェフ(25)をレンタル移籍で獲得しました。今季終了時までの契約でレンタル料は30万ユーロ、買取オプションはありません。

チェリシェフはロシア西部の街ニジニ・ノヴゴロドの出身。左サイドを主戦場とするアタッカーです。ロシア生まれですが、同じくプロサッカー選手であった父ドミトリーがスポルティング・ヒホンに入団したのを機に6歳の時にスペインに引っ越し、同じヒホンのカンテラでキャリアを始めました。

2002年にレアル・マドリーのカンテラに入団。順調にカテゴリーを上げていき、2012年11月に国王杯：アルコジャーノ戦でトップチームデビュー。また、同月にロシアA代表デビューも果たしました。セビージャ、ビジャレアルでのレンタル修業を経て今季マドリーに復帰しましたが、ラファ・ベニテス監督の構想に入れず、リーグ戦わずか2試合の出場にとどまっていました。

エル・デスマルケの報道によると、今回の契約に「レアル・マドリー戦に出場する場合には高額の違約金支払いが発生する」という条項が含まれているとのことです。

チェリシェフ
「僕にとって素晴らしいチャンスです。この挑戦に応えたいと思っています。クラブが僕に関心を示してくれた事、また、監督が長い期間僕に興味を持ってくれたことがバレンシアを選ぶ決め手となりました。バレンシアはとても偉大なクラブなので、ここに来るという決断を下すのに時間はかかりませんでした」

「大きな希望と共にここに来ました。自分にできる全てを出してチームをサポートしたいと思います。チームは今、困難な時期にありますが、全員のハードワークがあれば、状況は良い方向に転がると信じています」