トップチームの新監督にギャリー・ネヴィルが就任
クラブは、解任したヌーノ・エスピーリト監督の後任として、現イングランド代表アシスタントコーチのギャリー・ネヴィル氏(40)がトップチームの新監督に就任する事を公式発表しました。契約期間は半年間で、イングランド代表コーチとの兼任になるとの事です。
ギャリー・ネヴィルは現在バレンシアのアシスタントコーチを務めるフィル・ネヴィルの実兄で、現役時代は19年間のプロ生活をマンチェスター・ユナイテッド一筋で過ごしました。クラブレベルで600試合以上の公式戦に出場し、20以上のビッグタイトルを獲得。代表チームでも国際Aマッチに85試合出場したイングランド・フットボール界のカリスマのひとりです。現役引退後は解説者などを務めており、今回が監督初挑戦となります。
ギャリーもまた弟のフィルと同様にピーター・リムの友人です。スペインにゆかりの無いこの元イングランド代表DFがバレンシアにやってくるきっかけとなったのはこのシンガポール人オーナーの鶴の一声と言えるでしょう。
チャン・レイフン会長
「監督が不在となってから日をあけずにギャリーを迎えられた事に喜んでいます。彼はイングランド代表のテクニカルスタッフとして技術面での専門知識を、そしてマンチェスター・ユナイテッドと代表チームで選手としての輝かしいキャリアそれぞれを兼ね備えた人物です。彼はキャリアを通じてピッチの内外で高いリーダーシップを発揮してきました。彼にシーズンの終わりまでチームを任せる事が正しい選択であると私たちは確信しています」
ギャリー・ネヴィル新監督
「バレンシアでこのような非常に素晴らしいチャンスを与えていただけた事に興奮していますし、誇りに思って居ます。バレンシアは偉大なクラブであり、私は現役でプレーしていた頃からバレンシアニスタたちの情熱と忠誠心を良く覚えています。そしてチームは素晴らしいタレントが揃っている事も知っています。彼らと一緒に働く事を楽しみにしていますし、これから私たちを待ち受ける挑戦に対しても非常に野心的な気持ちで居ます」
ギャリーは12月6日からバレンシアでの仕事を始め、9日のチャンピオンズリーグ、リヨン戦が初陣となる予定との事です。