マイキーとカイザーのレンタル移籍が取り消しに
2部Bリーグのリェイダに1年間のレンタル移籍が決まっていたマイキー・フェルナンデスとカイザーの2選手のレンタル移籍が破談となってしまいました。2選手はバレンシアに一度復帰します。
当初、リェイダのトップチームの一員として2部Bリーグでプレーする事になっていた2選手でしたが、リェイダが用意した契約内容が2つ下のリーグ(カタルーニャ州1部リーグ)に所属するBチームへの登録となっていたため、2選手ともレンタル移籍を拒否。今回の交渉は破談となりました。
これについて、リェイダの会長は2人の入団プレゼンテーションで「トップチームとBチームの双方でプレーする予定」と公的に説明していましたが、実際に彼らに提示された契約書はその言葉とは違うトップチームへの昇格の可能性が記載されていないものでした。2人とも今回の一件について「騙された」と語っており、バレンシアとリェイダ、そして2人の代理人であるトルドラ・コンサルティングを強く非難しています。
この一件により2人はVCFメスタージャに一度復帰する形となりますが、既に移籍期間も終わっている今、クーロ・トーレス監督のチームに彼らの居場所はありません。彼らが今季プレーするためには、UEFAの関与が及ばないアマチュアリーグである3部リーグのチームに行くか、バレンシアとの契約を解除するかのどちらかを選ばなければなりません。
カイザーについては、リヴァプールからオファーが届いており、契約解除してイングランドに行くという選択肢がありましたが、彼自身がこの状況下でもバレンシアとの契約を維持する事を選んだため、昨季プレーした3部リーグのトーレ・レバンテに再度レンタル移籍する事になりそうです。
一方、クラブとの契約を2018年まで延長したばかりのマイキーはまだ自分の意思を明らかにしていません。3部リーグのオンティニエントCFやパテルナCFが彼の獲得に興味を示していますが、現時点でマイキーの去就は予想がつかない状況です。