ジエゴ・アウヴェスが、グラナダ戦の4-0の勝利でホーム無失点記録を594分間とし、クラブ新記録を樹立しました。また、ひとりのGKでのホーム6試合連続無失点試合もクラブ記録となります。

ヌーノ監督が作ったチームは現在、メスタージャで5試合連続でクリーンシートを保つ事に成功しています。最後の失点は1月25日、セビージャ戦のカルロス・バッカが前半36分に決めたゴール(PK)でした。チームはこの試合を3-1で勝利し、その後ヘタフェ(1-0)、レアル・ソシエダ(2-0)、デポルティボ(2-0)、ビジャレアル(0-0)、レバンテ(3-0)、グラナダ(4-0)といったライバルチームたちにゴールを割らせていません。

エル・デスマルケの記事によると、これまでのクラブ記録は1974/75シーズンにペップ・バラゲルが達成した549分間で、第16節ベティス戦の70分に失点して以来、第24節のサラマンカ戦で79分に失点するまでエルチェ、サラゴサ、バルセロナ、スポルティング・ヒホン、レアル・ソシエダとの5戦を無失点で終えました。ジエゴ・アウヴェスはこの記録を40年ぶりに塗り替えた事になり、さらに記録を伸ばせる可能性も残されています。

クラブとしてのメスタージャでの無失点記録を知るためには1971/72シーズンまで遡らなければなりません。このシーズンのバレンシアは第14節から25節までに行なわれたホームゲーム6試合で663分間無失点という記録があります。この時はブルゴス(2-0)、マラガ(3-0)、ラス・パルマス(4-0)、アトレティコ・マドリー(1-0)、セルタ(4-0)、アトレティック(2-0)といったライバルたちを無失点で退けましたが、これはアベラルドとメレンデスという当時チームに居た2人のGKによって作られた記録です。

同様の状況は2009/2010シーズンにもありました。このシーズンのウナイ・エメリのチームはメスタージャで592分間無失点という記録を残しましたが、この記録もやはりセサル・サンチェスと、ミゲル・アンヘル・モヤという2人のGKによって作られたものでした。この時の対戦相手はラシン・サンタンデール(0-0)、アルメリア(2-0)、マラガ(1-0)、オサスナ(3-0)、アトレティック(2-0)、デポルティボ(1-0)といったチームです。

#	時間	シーズン	選手	無失点試合
1	594分間	2014/15	ジエゴ・アウヴェス	6試合 (ヘタフェ、ソシエダ、デポルティボ、ビジャレアル、レバンテ、グラナダ)
2	549分間	1974/75	ペップ・バラゲル	5試合 (エルチェ、サラゴサ、バルセロナ、ヒホン、ソシエダ)
3	535分間	1966/67	ホセ・マヌエル・ペスード	5試合 (ポンテベドラ、グラナダ、セビージャ、エルクレス、バルセロナ)
4	521分間	1969/70	ホセ・マヌエル・ペスード	5試合 (セルタ、グラナダ、バルセロナ、R・マドリー、ポンテベドラ)
5	514分間	1943/44	イグナシオ・エイサギーレ	5試合 (R・マドリー、ソシエダ、デポルティボ、グラナダ、カステジョン)

※以前掲載した記事に誤りがあったため、修正しています。