バレンシア・インファンチルAが4試合を残して3年ぶりのリーグ優勝を決めました。今季のバレンシアのカンテラのチームで一番早い優勝となります。

トニ・ナバーロ監督に率いられたチームは、ビジャレアル、レバンテ、アルボラヤ、エルクレスといった優秀な下部組織を持ったクラブが集まるLiga Autonomica Infantilで、今季ここまでの26試合で25勝1分、得点93失点8という素晴らしい成績を残しています。この唯一の引き分けはホームで行なわれた開幕戦：ビジャレアル戦であり、その後25連勝を記録している事になります。

2001年生まれの選手達で構成された今季のインファンチルAは、現在のバレンシアのカンテラで最も期待値の高いチームです。彼らがバレンシア・アレビンAに所属していた2012/2013シーズン、アレビンカテゴリーのスペイン全国選手権であるTorneo Nacional Liga BBVAで準優勝という成績を収めたところから彼らへの関心が高まり始めました。

昨季はミゲル・アンヘル・アングーロ監督に率いられ、Primera Regional Infantilで優勝。2013年12月にアローナで行われた7人制サッカーのU-12国際トーナメントでは3位に終わったものの、このチームの主役のひとりである韓国人のイ・ガンインが大会MVPを獲得しました。

今季は、昨季のチーム得点王だったギリシャ人FWクリスティアン・ヴァシラキスがビジャレアルに移籍したものの、新加入のモロッコ人FWナビル・トゥアイジがここまで26ゴール(20試合)を決めてその穴を埋めました。ナビルは既にひとつ上のカテゴリーであるカデテBでもプレーしており、ここでは7試合で6ゴールを決めています。

またRBのハビ・エスタシオ、CBのハイロ・キンテロスとパブロ・エルナンデス、ピボーテのアルバロ・トリージョやパブロ・ゴサルベスといった選手たちも、クラブにとって将来の「Gayas y Pacos」となる可能性のある選手たちです。