トロピとサルバ・ルイスのトップチーム昇格を受けて、彼ら2人の抜けた分を補強すべくBチームのクーロ・トーレス監督は、ルベン・バラハが監督を務めるフベニールAからスペインU-17代表MFフラン・ビジャルバとスペインU-18代表DFトニ・ラトをBチームに昇格させる事を発表しました。

フラン・ビジャルバは1998年生まれで現在16歳の攻撃センスに優れたミッドフィールダーです。両サイド、トップ下、センターハーフと中盤のあらゆる位置からゲームメイクを行う、ガイスカ・メンディエタを彷彿とさせる選手です。2011年夏、13歳の時に一度バルセロナに引き抜かれましたが、ラ・マシアでの寮生活になじめず2ヶ月でバレンシアに復帰しました。復帰後もスペインU-16代表、U-17代表と当たり前のように招集メンバー入りし、欧州各国のビッグクラブのスカウトの注目を集め、今季開幕前には昨季のペドロ・チリベジャに続いてリヴァプールから引き抜きのオファーが届きました。しかしビジャルバはこのオファーを拒否し、クラブとの契約を2018年まで延長。今季は飛び級でフベニールAに所属し、チームの中心選手として存在感を発揮しています。

"トニ・ラト"ことアントニオ・ラトーレは1997年生まれで現在17歳。ジョルディ・アルバ、ベルナト、ガヤといった攻撃センスに優れた左サイドバックの系譜を継ぐ左サイドバックのプレーヤーです。2005年に7歳でバレンシアに入団しって以来、常にパテルナでサッカー選手として成長してきました。2013年10月に行なわれたトップチームの練習試合ブルハショット(3部リーグ)戦でジュキッチ監督に抜擢され、既にトップチームデビューを果たしています。

クラブの狙いは、今季残りの5ヶ月間でこの将来有望な2選手を2部Bリーグに適応させ、来季のBチームの主力へと成長させる事です。既に水曜日の練習からBチームに加わっており、フベニールAのルベン・バラハ監督も週末の招集メンバーから彼らを外しています。

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