モーリタニア1部リーグ・ASACコンコルド所属のモーリタニアU-20代表MFエル・イデ・エル・ハッセン(16)を獲得しました。バレンシア・フベニールAの一員となるとみられています。

現在ラルクーディアで開催中のCOTIF 2014に参加しているモーリタニアU-20代表で16歳ながらチームのキャプテンを務めるエル・ハッセンは、エレガントなステップと組織的なゲームビジョン、精度の高いプレースキックを武器に、ピボーテとしてプレーした全4試合で大会関係者や各国のスタッフを唸らせてきました。グループステージでは1勝1分2敗で敗退となったものの全ての試合でインパクトを残し、ここまでの今大会のベストプレーヤーのひとりと評価されています。

今年の12月に17歳になるエル・ハッセンには、今大会の前からモロッコ、アルジェリア、フランス、ポルトガル、イタリアのクラブからの興味が伝えられていました。6月にはフランスリーグのジロンダン・ボルドーの入団テストに合格しましたが、COTIFでの彼のプレーを見たバレンシアの技術部門がこの若い宝石を釣り上げました。

これまでCOTIFに出場したプレーヤーの中にはラウール・ゴンサレスやカフー、シェフチェンコ、イスコ、ハメス・ロドリゲス、マウロ・イカルディといった選手たちが居ます。今年のCOTIFでセンセーショナルな輝きを放ち、多くのスカウト人の目を引き付けたこのアフリカのプレーヤーにも、ここに名を挙げた先人たちのようなキャリアを歩む可能性が存在していると言えるでしょう。