さよならラミ
ラミが昨季レンタルでプレーしたACミランに完全移籍する事になりました。3年契約で移籍金は425万ユーロとの事です。
バレンシアからの退団を熱望していたこのフランス人DFは、レンタル契約に買い取りオプションが含まれていた事もあり、ミランと昨季終了後の完全移籍で個人合意していました。
しかし、700万ユーロでの買い取りオプションを保持していたにも拘わらず、今夏ミランのガッリアーニ副会長は「ラミの獲得に375万ユーロ異常は出せない」と半値に近い金額を提示してきました。これはバレンシアがラミを売りたがっている事を知っての値引き交渉でした。
この半額でのオファーをバレンシアは拒否しました。ガッリアーニは幾度も提示金額を操作してバレンシアを揺さぶりましたが、バレンシアは400万ユーロ+インセンティブを最低ラインとして設定し、ミランからのオファーをすべて跳ね除けました。
この不毛なやり取りに決着をつけたのはラミ自身でした。ラミはミランへの移籍を実現させるため、ミランで受け取る給与から自己負担で50万ユーロをガッリアーニの提示額375万ユーロに上乗せして、バレンシアへの提示金額を425万ユーロに増やす事でインセンティブをつけずに移籍交渉を成立させました。
ガッリアーニは、ラミのこの行動について「ミランでキャリアを続けたいという彼の強い思いを誇りに思う」と語っています。
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