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新たなバレンシアへの5つのステップ

ピーター・リム氏の会社Meriton Capital Limitedの落札という結果でバレンシア買収のテーマが締められてから9日間が経過しました。大きな財政負担によりスポーツ面でのポテンシャルを失い続けているここ数年間のチームを復活させるべく、クラブは新たなプロジェクトを立ち上げるための最初のステップを踏み出そうとしています。

リム氏の到着を大多数のバレンシアニスタは大きな歓迎で迎えました。クラブは、彼がクラブにもたらしてくれるメリットに対するファンの大きな期待を理解しています。それを実現させるためにクラブは、いくつかのステップを踏むことになります。

1. ピーター・リム氏とバンキアの合意

クラブ買収の一件について最終的な合意に達するためには、リム氏がクラブの債務を抱えるメインバンク:バンキアに自身の提示条件を合意させる事が必要です。この合意無しに、このシンガポールのビジネスマンがクラブに手を加える事は出来ません。

先週金曜日、VCF財団のアウレリオ・マルティネス会長は、ディテールが欠如していたために交渉が延期となった事を強調し、両社の合意が限りなく近い事を説明しました。バンキアはその数分後に「リム氏といかなる合意にも達していない」と公式に発表しました。

現時点で両者の交渉は1週間以上続いていますが、サッカークラブを扱うのに必要な要素はスピードであり、交渉の長期化は来季に向けてのスポーツ部門でのプランに後れを生じさせています。しかしながら、おそらくあと数週間はかかるでしょう。

2.新たなスポーツプロジェクトの定義

リム氏がバンキアと合意に至り、正式にクラブの所有権を取得したら、クラブは来季のチーム作りのために1日も無駄にする事なく働かねばなりません。

この数か月間、ルフェテはアジャラやサルバンス、その他の技術部門のスタッフと一緒に来季の計画を練り、多くの選手をチェックしています。最終的にジュキッチがチームを離れた時からリーグ戦の成績を改善出来なかったにも拘わらず、ピッツィ監督はルフェテから絶対の信頼を得ています。つまり、彼らはチームに大規模な修復が必要であると考えているのです。

ピッツィ監督は、チームの全てのポジションへの補強を望んでいますが、特に攻撃のレベルを飛躍的にアップさせなければならないと感じている事でしょう。ピッツィはチームによりクリエイティブな選手をMFを求めています。彼にとって今のチームでこの役割を果たせる選手はパレホしか居ないためです。またスピードと推進力のあるサイドアタッカー、決定力のあるストライカーも彼のウィッシュリストに記載されている事でしょう。今夏のクラブは、まずここに大金をつぎ込むことになりそうです。守備面については、ジエゴ・アウヴェスとマテューの2人をチームに留める事がこのアルゼンチン人監督にとって必要不可欠であり、ここにオタメンディを加える事でプリメーラレベルのDFブロックを形成できると考えています。

さらにルフェテは、新たな選手を迎え入れるために、選手の放出という業務に取り組まなくてはなりません。まずはレンタルに出されていた選手たちの扱いです。カルレス・ヒル以外のレンタル選手は既に戦力としてカウントされていません。また、ジョナス、ヴィニシウス、リカルド・コスタ、グアイタのような選手たちについての解決策も考えなければならないでしょう。

3.企業としてのクラブの新たな目標

クラブはビジネス面での新たな目標を設定する必要があります。まずは年間予算を増やすでしょう。そして昨季から取り組んでいる国際レベルでのVCFブランドの強化という動きがベースとなります。

成長を続ける開かれた市場でVCFブランドを展開しなければなりません。リム氏のようなアジアの市場で大きな力を持つ人物がクラブに来る事は、アジア全体にVCFブランドを拡大する事に大いに役立つでしょう。

加えて、クラブは土曜日にAdidasとのサプライヤー契約を発表しました。これもVCFブランド国際化に向けた大きな賭けのひとつです。今季まで契約していたJomaには契約解除のための違約金を払う事になりましたが、Adidasの世界中に広がる販売網を活用する事でその違約金の額よりもはるかに多くの収入を得るでしょう。その額はJomaの製品で得た額の倍額と予想されています。

4.ソシオ数の回復とメスタージャへの観客動員数の増加

来季のシーズンパス加入者を増やすため、クラブは近日中に新たなキャンペーンを行う事を計画しています。

既にクラブはリム氏がバンキアと合意に至る事を確信してマーケットで動いています。そして、これから数か月間でいくつかの大型補強を確定させる事で、ここ数年間最高の選手たちを売る事を余儀なくされ、チームを弱体化させる場所でしかなかったネガティブなマーケットのイメージを、ポジティブなものに変えようとしています。

また、シーズンパスの価格も下げられる事になるでしょう。クラブは再びスタジアムの客席を埋めるための努力を惜しまないつもりです。目標はソシオ数40,000人です。

5.現メスタージャの売却と、新メスタージャの建設完了

これは今後数ヶ月で解決される予定のテーマです。リム氏は「クラブ創設100周年となる2019年の前までにスタジアムを完成させる」という条件をオファー内容に盛り込みました。そして現メスタージャについては2年以内に書いては現れない場合は、リム氏自身が1億5000万ユーロで購入する意図がある事も併せて発表しています。

しかし、中国のワンダグループがこの購入に興味を示しています。ワンダグループは旧メスタージャの区画だけでなく、新メスタージャの商業エリアにも興味を持っており、サルボ会長も先週金曜の時点でこの事を確認しています。同グループのワン会長は「私たちが落札者となれなかった場合、ビジネスだけでもそこで行いたいと考えている」と発言しています。

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