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Bチームのニコ・エステベス監督が解任

今季のBチームの監督を務めていたニコ・エステベス監督が成績不振により解任されました。後任には、今季カデテAの監督を務めているクーロ・トーレスが昇格し、シーズン終了までチームを率いる事になりました。

今季のBチームは開幕から順位を上げられず苦しい戦いを続けてきました。10~11月にかけて7試合で2分5敗となった際にも解任の噂が飛び交いましたが、その後3連勝して2013年を締めくくった事でニコ・エステベス継続路線で周囲の声は静かになりました。しかし、2014年に入ってからは14試合で2勝しかできず、2/2のCEコンスタンシア戦以降9試合勝利(3分6敗)となったところで、クラブは監督交代の決断を下しました。

今年になってからのBチームのペースダウンにはいくつかの要因が挙げられます。1つ目は得点力不足、次にガヤ、カルロス・デルガドといった主力の負傷、3つ目はポルトゥ、サルバ・ルイス、ドメネクらのトップチームへの招集です。

1つ目の要因として指宿やチュンビらFW陣が爆発できていない事はチームにとって最も致命的と言えるかもしれません。直近5試合のBチームのゴールは前節ビジャレアルB戦でチュンビが挙げたPKによる1ゴールのみです。ニコ・エステベス監督はフベニールAで今季の得点ランクトップを走るボルハ・ドミンゴ、同じくフベニールBのリーグ得点王FWトニ・マルティネスらを昇格させましたが、彼らにとって2部Bリーグの舞台は時期尚早に見えます。

2つ目と3つ目の要因である主力の負傷と昇格については、今季のBチームが近年で最も多い14人のフベニールカテゴリーの選手を公式戦で起用している事がその影響の大きさを表しています。ここ数年で同カテゴリーの選手を最も多く昇格させたのはオスカル・フェルナンデスが率いた2009/10シーズンの11人でした。そしてこのシーズンのBチームは3部リーグに降格しています。

スポーツ部門の統括を務めるルフェテは、ニコ監督の解任を決めた際、バレンシア・フベニールAでリーグ優勝を決めたルベン・バラハに後任としてBチームを率いてほしいというオファーを出しました。しかし、フベニールAがチャンピオンズカップと国王杯を控えている事を理由に、バラハは今のチームでシーズンを全うする事を希望したそうで、クーロ・トーレスにバトンが渡されました。

新監督となるクーロ・トーレスに科される要求は「リーグ戦残り5試合で残留を確定させる事」と、非常にシンプルなものです。一時は10位まで順位を上げた今季のBチームでしたが、現在は残留プレーオフ圏の16位。降格圏の17位とはわずか勝点2差で、これ以上勝点を落とせないところまで追い詰められています。

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