2部Bリーグ開幕戦、ホームでロスピタレートに引き分けて勝点1を手にしたVCFメスタージャですが、この勝点が剥奪される可能性が出てきました。発端となったのはエステベス監督がこの試合で、マリオ・アルケスを途中起用した事です。

マリオ・アルケスは昨季のVCFメスタージャの最終戦に当たる第41節：エスパニョールB戦でシーズン5枚目のイエローカードを受け、累積警告で1試合の出場停止となりました。そのため、ロスピタレートは「マリオ・アルケスの出場停止の1試合は今季の開幕戦に当たる」として、彼を開幕戦で起用したVCFメスタージャの勝点剥奪をRFEFに訴えました。

しかし、VCFメスタージャはこの訴えに真っ向から反論しています。

VCFメスタージャは昨季、第41節でシーズンを終えましたが、21チーム制で変則的な日程となっていた昨季のリーグには第42節という日程がありました。そしてこの第42節で、他チームの結果によってはVCFメスタージャは降格プレーオフを戦う可能性がありました（もしチームがプレーオフに臨んでいたら、マリオ・アルケスは最初の試合に出場できなかったでしょう）。

これらを踏まえて、VCFメスタージャのスタッフは昨季中にRFEFに問い合わせをし、「開催中のコンペティションで出場停止処分を受けた場合、1ヶ月後には適用されなくなる」事を確認していました。そして、マリオ・アルケスの公式戦出場がエスパニョールB戦のあった5/12からロスピタレート戦のあった8/24まで3ヶ月以上空いている事から、VCFメスタージャのスタッフは「ロスピタレートの訴えは無効である」という見解を出しています。