ポスチガ獲得決定
クラブは、ポルトガル代表FWエルデル・ポスチガ(31)の完全移籍についてレアル・サラゴサと合意しました。3年契約、移籍金は300万ユーロにインセンティブが付いているとの事です。
ソルダードの移籍が発表されるまで、両クラブ間でのポスチガの獲得交渉は順調に進んでいました。アマデオ・サルボ会長とサラゴサのアガピト・イグレシアス会長の間では移籍金300万ユーロでの移籍で口頭合意に至っており、多くのメディアがソルダードの退団とポスチガの獲得は同日に発表されると報じていました。しかし、ソルダードの退団が発表された先週の木曜日、サラゴサのヘスス・ガルシア・ピタルチSDが移籍金を400万ユーロにつり上げようとしたため、この交渉はストップする事になりました。
サラゴサ側が交渉条件を変えてきた事に対してサルボ会長は、ソルダードの移籍交渉の時と同じく今回の交渉でも頑なな態度を貫きました。ガルシア・ピタルチに「バレンシアは既に合意した300万ユーロから1ユーロたりとも上げるつもりは無い」と告げ、交渉を打ち切ろうとしたのです。
そして昨日、2つのインセンティブを付ける事で正式な合意となりました。1つ目が「ポスチガが今季15ゴール以上あげた場合に追加で37万5000ユーロを支払う」というもの、もう1つが「ポスチガが他のクラブに移籍する際の移籍金の20%の金額を支払う」というものです。
昨季サラゴサで14ゴールを記録したポスチガについて、ジュキッチ監督が「ネルソン・バルデスの代役となるスタイルの持ち主である」として、早くから獲得を熱望していました。そしてバルデスの穴が埋まった今、クラブはソルダードの穴を埋めるための行動を始めるとみられています。
追記(8/9)
バレンシアから公式に獲得が発表されました。3年契約ではなく、2年契約で1年延長のオプション付となったようです。