ロンドンに出発するために昨日マニセス空港に現れたソルダードが、メディアにトットナムへの移籍を決めた理由を語りました。

──バレンシアでのキャリアを振り返って
「バレンシアでの3年間に感謝しているよ。この日が来てしまった、という感じだ。僕と家族にとって決して忘れる事の出来ないこの3年間が終わったという不思議な感覚で、感傷的になっているのかもしれないね」

──トットナムでのキャリアについて
「僕の人生を変える新しいプロジェクトだ。イングランドでも成長するつもりだよ。最も重要な事は、僕に興味を持ってくれるチームがあったという事だ。彼らは僕が退団したいという気持ちを知っていた。この決定は僕が独断で下したものだ。サッカーは一日で物事が変わる世界だ。それに双方のクラブにとって良い取引となったと思う」

──バレンシア退団の意思について
「僕ら全員が求めていたものはクラブの安定だった。でも、会長と話してからそれを実感できなくなったんだ。5月の時点でメスタージャのプレイヤーとしての日々を終えたいという希望を持っていた。ここに強い愛着を持っていたので非常に難しい決断だったけど、それが僕の出した答えだ。ただ、僕はクラブのプロジェクトも、仲間たちも傷つけたいとは思っていない。僕はクラブを信じられなくなったけど、僕が間違っていた、という結果になる事をバレンシアのために望んでる。クラブには多くのタイトルを手にしてほしいと思ってるよ」

──これまでの移籍報道について
「会長はたくさんの嘘をついた。僕を、そして僕の家族とも言える僕の代理人をも傷つけたんだ。あなたたち(メディア)は、クラブから提供された僕の代理人が悪意を持っているかのようなフィルタをかけた情報を報道した。その事については会長に失望させられたよ。もっと誠意ある対応が出来たはずだ。クラブは多くの点で、真実を語っていない」

──バレンシアニスタに向けて
「僕を支えてくれたファン、クラブ、チームメイトに感謝している。昨年、契約延長した時にここで引退するつもりで居たのは間違いない。ただ、人が何かを信じられなくなった時、最も良い事は環境を変える事なんだ。クラブとの契約を全うできなかった事については許してほしい。そして、チャンピオンズリーグに居たバレンシアに来て、チャンピオンズリーグの外にクラブを残して去る事も。ここで過ごした日々は、僕にとって最高の日々だった。僕の心はいつまでもバレンシアに在る。これからのバレンシアの成功を祈っているよ」

──バレンシアに復帰する可能性
「自ら扉を閉じるような事はしないよ。またここに戻ってこられたらいいね」

関連記事
さよならソルダード