昨日、パテルナ練習場のプレスルームでBチームのニコ・エステベス監督のプレゼンテーションが行われました。その席で、サルボ会長にチーム編成についての質問がいくつか投げかけられました。

──ネルソン・バルデスの放出について
「バルデスの移籍は既に合意済みだ。良い選手をひとり失う事になったが、我々は決定を下す必要があった。もし彼が残っていたら、我々はパコ・アルカセルに充分なチャンスを提供できなかっただろう。つまり、この移籍は、アルカセルが3人目のストライカーとしてトップチームでプレーできる状態の選手だ、という判断を織り込んだものだ」

──ストライカーの補強について
「チームには既に3人のFWが居る。ゼロコストで来られる他の選手をチームに連れてくることは簡単だが、クラブとしての方針を明確にしたい。我々には既にパコ・アルカセルというストライカーが居る事をファンに説明しなければならない。上手くいけば、彼は我々にとって、そして長年にわたってバレンシアの重要な選手となるはずだ」

──若いカンテラーノの退団について
「若い選手たちの中に既にクラブを去ってしまった者が居るのは残念だ。クラブが彼らに対し、ドアを閉めチャンスを与えてこなかったことで、彼らを失う事になってしまった。我々は辛抱強く、カンテラの選手たちに賭けなければならない」

──トットナムがソルダードに興味を示している事について
「その話は新聞で読んだ。バレンシアは彼を手放さないし、ソルダード自身の意思もここに残る事だ。そもそも彼に対する正式なオファーはどのチームからも届いていない」

──その他の選手の放出、特にラミに関する報道が多い事について
「我々が選手を売る時は常に、2つのチームが合意した時のみだ。加えてバレンシアは収益を出す必要がある。つまり、市場価格に届かない金額で叩き売りする事はないという事だ。ラミについては設定されている違約金の1200万ユーロに満たない金額で手放すことはない。マーケットを注視した結果、我々は彼の違約金がマーケットの相場に適していると判断している」

──ガゴの処遇について
「彼もチームの選手のひとりだ。22日にはパテルナに戻りチームに合流しなくてはならない。彼についてのオファーも我々の元には届いていない」

──ジオバニ・ドス・サントスをビジャレアルに奪われた事について
「彼に興味を持った事はない。当然、オファーを出した事も無い。我々の選択肢は彼ではなかったという事だ」