欧州から狙われ続ける97年組の選手たち
バレンシアの次の黄金世代と評判の97年組から、チリベジャに続いて昨季カデテAでプレーしたMFジャウメ・グラウがレアル・マドリーに引き抜かれていきました。この世代からマドリーに抜かれるのは昨季のDFホセ・ルイス・セナに続いて2人目となります。
昨季、ミゲル・アンヘル・ビラ監督の下で圧倒的な強さを見せてリーグ優勝を達成したバレンシア・カデテAのメンバーは、今や国内外のクラブから多くの注目を集めています。そして、フロレンティーノ・ペレスのチームは、昨季のDFホセ・ルイス・セナに続いて、今季もまた中盤の要であったジャウメ・グラウをパテルナから連れ出しました。彼もペドロ・チリベジャと同じ16歳になったばかりで、バレンシアとのプロ契約は結んでいませんでした。
現在のスペインのスポーツ法では、クラブが16歳未満の選手とプロ契約を結ぶことを禁じているため、どのクラブも、16歳未満の選手を違約金を支払うことなく購入する事が出来ます。そしてこの仕組みを利用したバルセロナは、ここ数年でバレンシアから9人の有望な若手選手をラ・マシアに連れて行きました。
また、ペドロ・チリベジャ、ジャウメ・グラウに続いて、同じ97年組で昨季カデテAでプレーしたRBマルク・フェリスもアトレティコ・マドリーへの移籍が近づいていると言われています。この3選手に共通する事は代理人が同じ(トルドラ・コンサルティング)であるという事です。