昨日、クラブの株主総会が開かれました。そして、株主の投票により、VCF財団副会長のアマデオ・サルボ・リージョ氏がクラブの新会長に就任する事が決まりました。賛成が359票、反対が65票だったそうです。

アマデオ・サルボ氏は1967年バレンシア出身のビジネスマン。1987年創設のパワー・エレクトロニクス(バレンシア市の企業)の創設メンバーで、1990～2011年までゼネラル・マネージャーとして同社の国際化プロジェクトを担当し、5大陸に18の支店を開設しました。2011年からは取締役副社長を務めています。

サルボ新会長
「ここに居る全ての人に御礼申し上げます。我々ひとりひとりが異なった意見を持っているので、我々と完全な同意を得られなかった方も居ますが、それでもバレンシアが本当に、本当に、本当に偉大なクラブである、という事については同意して頂けると思います。ここに居る人も居ない人も、我々が心に持っているこのクラブに対する愛と情熱を融合させましょう」

この日のサルボ新会長の言葉には、旧取締役会（マヌエル・ジョレンテ、ビセンテ・アンドレウ）を批判する内容もあったものの、概ね未来に目を向けた言葉や運営方針が中心となりました。

また、サルボ新会長は取締役会のメンバーを以下の通り発表しました。ジョレンテ会長の辞任以降、会長を務めていたビセンテ・アンドレウ氏、またジョレンテ会長時代の理事も一新されました。

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理事：ファン・クルス・ソル
1947年生まれ、ギプスコア県の出身。元バレンシアの選手(1965-76,1979-81)で、1994-2001の間、トップチームの代表を務めた。2006年からスペインでチェルシーのスカウトとして働く。

理事：モニカ・エスカミージャ
1976年生まれ、クエンカ県の出身。カスティージャ・ラマンチャ大学で法学位を取得。2006年より弁護士として活動。2008年からバレンシア工科大学で国際貿易学の准教授を務める。

理事：ミゲル・アンヘル・ヒル
1967年生まれ、バレンシア出身。ビジネスマン。多くの国で税務のカウンセラーを務める。

理事：サルバドール・マルティネス
1973年生まれ、バレンシア出身。経済学者。バレンシア大学で・経済・経営学の学位を取得。15年間、国内外の企業で取締役を歴任してきた。

理事：ホセ・マヌエル・パラウ
1960年生まれ、バレンシア出身。8年間バレンシア大学で行政法の准教授を務める。現在、バレンシア・サン・ビセンテの大学で建設法の教授を務める。

理事：マヌエル・ペリス
1971年生まれ、バレンシア出身。世界50か国以上に影響のある企業「DASオーディオ(100％バレンシア州の会社)」のCEOを務める。2004年にアメリカ初のペーニャ「El Flamingo Blanquinegre de Miami」を立ち上げる。

副会長職は現時点では置かないようです。