昨日クラブの取締役会が開かれ、辞任したマヌエル・ジョレンテ会長の後任に、理事のビセンテ・アンドレウ・ファハルド氏が就任する事が決まりました。現時点では臨時会長という名目で、株主総会が開かれる6/4に正式な会長となるそうです。

ビセンテ・アンドレウ新会長は監査・会計士のプロで、バレンシアの関係の始まりは27年前に遡ります。クラブが破産し2部リーグに降格した1986年に、当時のアルトゥロ・トゥソン会長と共にクラブにやってきて、理事を務めました。つまり、彼のバレンシアでの最初のステップはバレンシアの財政再建だったのです。そして彼は最初のプロジェクトを終えた、として1990年に一度辞任しました。

レバンテの破産管財人を務めた後、90年代後半にバレンシアに戻ってきてフランシスコ・ロイグ会長の下で半年間副会長を務めました。さらに1999年10月から2004年5月まで、ペドロ・コルテス、ジャウメ・オルティら歴代会長の元で理事を務めました。全てのバレンシアニスタが憶えている通り、この期間はクラブ史上最も大きな成功を納めた期間です。

マヌエル・ジョレンテが会長に就任すると、再度、理事としてバレンシアに復帰。そして昨日、クラブの第35代会長に任命されました。

アンドレウ会長は、「まず手を付けるべき仕事は、財政再建はもちろん、バルベルデ監督との契約延長だ」と語っています。