ACミラン所属のスペインU-23代表DFディダク・ビラ(23)を買い取りオプション付きの1年間のレンタルで獲得しました。

ミランとは早い段階でレンタル移籍について合意していたようですが、買い取りオプションの設定金額でなかなか折り合いがつかずにいました。最終的にはレンタル料80万ユーロ、買い取りオプション金額が420万ユーロとなったようです。来週の月曜日か火曜日にプレゼンテーションが行われる予定です。

ディダクの代理人を務めるラウール・ベルドゥ氏は「この交渉には長い時間がかかったが、ようやく話す事が出来る。ディダクはオファーを受けてから、ずっとバレンシアでプレーする事を望んでいた」と語りました。

クラブが左SBの補強の第1候補としてリストアップしていたのは、グラナダのブラジル人DFギリェルメ・シケイラでした。しかし、彼の獲得交渉が不調に終わた事で、クラブはこのカタルーニャ人プレーヤーにターゲットを替え、ようやく交渉を実らせました。しかしながらディダクは、第2候補という評価が過少に感じられるほどのポテンシャルを備えています。まだ若いながらもユース年代での国際経験が豊富であり、成長の余地を大きく残したプレーヤーです。

左SBの補強を終えた事で、クラブの今夏の残りの課題はアドゥリスに替わるストライカーの補強のみとなりました。クラブの第1希望はパリSG所属のフランス代表FWケヴィン・ガメイロですが、ペジェグリーノ監督は、ソルダードとタイプがかぶるガメイロではなく、いわゆる"9番タイプ"の選手を求めています。