カンテラのコーチングスタッフにレアル・マドリーのカンテラのスタッフであったアルベルト・ヒル・ガルベ氏を迎える事になりました。

ブラウリオSDは一年前からアルベルト・ヒル氏との契約を望んでいましたが、彼はマドリーのカンテラ統括部長のアルベルト・ヒラルデスのアシスタントを務めていたため、今まで実現していませんでした。しかし今夏、ヒラルデス氏と共に彼がレアル・マドリーとの契約を終えた事から、ブラウリオは彼をバレンシアに連れてくることに成功しました。

ヒル氏のパテルナ練習場での役割は、「カンテラの全てのチームが同じ哲学を持ってプレー出来るよう各チームの監督たちを指導する」というものだそうで、これは今までのバレンシアには無かったものです(そのため、ヒル氏によってクラブを追われる職員は居ません)。

ブラウリオとヒル氏の関係は、ブラウリオがCDカステジョンに在籍していた時に、ヒル氏が同クラブのフィジカルコーチを務めていた事から始まりました。その後、ヒル氏はUDセウタのフィジコ、メキシコにあるレアル・マドリー・スクールのディレクター、CDマナコルのカンテラのディレクター、メキリコリーグのティグレスのカンテラコーディネーター等を経験し、2009/2010シーズンにレアル・マドリーのカンテラに戻ってきました。

彼にはサッカー選手としてのプロ経験はありません。しかしながら、指導者として彼は申し分のないキャリアを持っています。実際に彼は、体育学の学士、監督ライセンス、スペインオリンピック委員会が定めるハイクラスのスポーツ修士号を取得しています。また、ユース年代の指導者として、そのキャリアの中で多くの若い選手たちを育ててきました。