バルセロナがパコ・アルカセルに興味
ジョルディ・アルバのみでなく、沢山のカンテラーノへのアプローチを続けているバルセロナ。今度はパコ・アルカセルのレンタルをオファーしてきたようです。
スーペルデポルテの報道によると、先週の金曜日、ジョレンテ会長とブラウリオSDは、バルセロナのアンドニ・スビサレッタSDと彼のアシスタントを務めるナルシス・ジュリアの2人とジョルディ・アルバについての交渉を行っていました。その席でスビサレッタが、パコの買い取りオプション付きのレンタル移籍の話を持ちかけてきたとの事。これに対し、バレンシア側の2人は「彼は売り物ではない」と即座に拒否しました。
パコ・アルカセル自身はこれまでに何度もバレンシアでキャリアを続ける事を望むコメントを出しており、ジョレンテ会長とブラウリオも既に、彼のトップチーム昇格のための準備を進めてきました。現時点で唯一、来季のパコの昇格に待ったをかけているのはペジェグリーノ監督のみです(彼はパコを1部リーグのチームで1年経験を積ませることを望んでいます)。
スビサレッタは、数年前からパコ・アルカセルを追いかけ続けています。そして現在、財政問題に苦しむバレンシアの事情をアドバンテージとして、このカンテラの至宝に手を伸ばしてきました。彼らの考えとしては、昨夏エルクレスから獲得したキコ・フェメニーアと同様に、2部リーグのバルセロナBで経験を積ませつつ、トップチームへの道を開くというものでした(キコは今季、グアルディオラに呼ばれることはありませんでしたが)。
しかし、トレント出身のプレーヤーの目はバレンシアしか見ていません。彼の夢は地元のクラブで、そしてメスタージャで勝つ事です。そのために、これまで2部リーグのクラブからのものを含むいくつものオファーを断ってきました。バルセロナがパコ・アルカセルを獲得できる場合は、クラブとの違約金の満額となる2000万ユーロをバレンシアに支払い、パコ・アルカセルを納得させることが出来た時だけでしょう。