今季いっぱいでバレンシアを離れるエメリ監督。ロシア、ポルトガル、ギリシャ、トルコ、スペインと欧州各国のクラブからオファーが届いていたようですが、新天地にスパルタク・モスクワを選んだようです。

昨日のSport-Express誌のインタビューで、スパルタク・モスクワのレオニド・フェドゥン会長も、エメリ監督を承知する事を公の場で認めました。

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フェドゥン会長のコメント
「新しい監督はエメリになるだろう。彼はヨーロッパで最も期待の持てる監督の一人だ。彼とは既に条件面を含む、全ての予備協定で合意した。2年契約で、あとは正式なサインを交わすのみだ。彼がここに来ることは我々のリーグにとって、そしてもちろんスパルタクにとって幸運な事だ」

「そして、(今季チームを率いた)カルピンは、来季もクラブに残る。ゼネラルマネージャーとしてクラブの運営に携わっていく事になるだろう。これは1ヶ月以上前に決まっていた事だ。チームは技術面で新たなメソッドが必要であり、チームに新たな命を吹き込む必要がある。カルピンは新しいチームの基礎を築いてくれた。そして今、我々が求めているのはヨーロッパで戦えるチームを作る事だ」

「この夏、ハイレベルな選手を数人獲得するつもりだ。これまで我々が獲得した選手たちはハイレベルではなかった。そのため、我々はリーグチャンピオンになれなかった」
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エメリ監督はバレンシアで年俸150万ユーロを受け取っていましたが、スパルタクでは年俸250万ドル(約190万ユーロ)となるとみられています。

ロシアリーグは今季から秋春制を採用しているため、エメリ監督が指揮を執るのは来季からとなります。そしてスパルタクは先週末、ロコモティフとのダービーを制して今季のリーグ2位を確定させ、来季のチャンピオンズリーグの出場権を得ました(予備選3回戦)。エメリ監督の最初の大仕事チームをCLの本大会に進める事となりそうです。ぜひ本大会に勝ち上がって、バレンシアと対戦してもらいたいですね。

またスパルタクには、バルセロナやエルクレスでプレーしたDFロドリ、エスパニョールでプレーしたDFニコラス・パレハといったスペイン語圏の選手たちも在籍しているそうです。エメリ監督にとって、彼らの存在はきっと大きな助けとなるでしょう。エメリ監督の新天地での活躍をお祈りします。