エメリ監督は今夏ブレイク中のファン･ベルナトを、マタの退団が決まる前からトップチーム登録で考えていたようです。

ベルナトは今夏のプレシーズンを全てトップチームと一緒に過ごしました。その中でスポルティング・リスボン、ハンブルガーSV相手にゴールを決めるなど、トップチームの他の選手たち同様に欧州の強豪相手に戦える事を証明しました。そして、それを見たクラブも彼の契約をすぐに2015年まで延長。このプレシーズンで最もポジティブに目立った選手が彼である事は間違いありません。

エメリ監督もこの18歳の若者を高く評価しています。事実、トップチームのリーガ開幕戦：オサスナ戦でベルナトはオサスナ遠征に帯同する予定となっていました(ストライキにより延期)。そのため、Bチームのミル監督も日曜日に行なわれたリーグ開幕戦に向けて、同じくトップチームで練習を続けていたFWパコ・アルカセルとGKペレイラを招集したものの、ベルナトの招集を見送っていました。

そしてマタの退団が決まり、ベルナトのトップチーム登録はより近づいたと言えそうです。現在のチームでトップチーム登録の選手はわずかに21人しか居ません(パコとペレイラはBチーム登録)。エメリ監督はCBとRBの補強を求めていますが、もし新たに2人加入したとしてもチームには23人しか居ないことになり、25人の枠に余裕が出来ます。なおかつ、その2人はマタのポジションを補えないでしょう。18歳の彼がトップチーム登録されたとしても、もはやそれは驚くことではないのかもしれません。

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