クリスティアン・ロペスが再度バレンシアに
昨季後半戦、レアル・マドリーBから半年間のレンタルでバレンシアBに加入していたFWクリスティアンが、再びバレンシアでプレーするためにマドリーとの契約を解除したようです。
スーペルデポルテの報道によると、この22歳のストライカーは今日にもバレンシアと契約するだろうとの事。
元々、昨季のクリスティアンのレンタル移籍には買い取りオプションがついていたようですが「Bチームの選手獲得にはお金をかけない」というジョレンテ会長の方針により、そのオプションが行使されることはありませんでした。
しかしながら、昨季半年間で14試合で10ゴールと高い決定力を見せ付けたクリスティアンの能力をクラブは高く評価しており、クリスティアンとレアル・マドリーの契約が切れる事を期待して待っていたようです。
事実、クラブは2人しか居ないBチームのストライカーについて、これまで補強の動きを全く見せてきませんでした。プレシーズン合宿でBチームに合流していた17歳のファン・デルガドは合宿後にフベニールに戻り、先日加入したボスニア人FWのエルディン・ハジッチはウイングが本職の選手です。日々の練習でパコ・アルカセルがトップチームに招集される事、オルセンが1年を棒に振るほどの負傷から復帰したてという事を踏まえると、BチームのFW陣は決して充実しているとは言えません。
そんな中、バレンシアは移籍金ゼロで昨季チームを昇格に導いた立役者を獲得できるのです。トップチームのUEFA CLのBリストには名を連ねることが出来ないものの、現時点で考えられる最高の補強である事は間違いないでしょう。