クラブとマタの特別な契約条項
今年1月にマタがクラブと契約延長した際、他クラブからオファーが届いた場合についての条項が、契約内容に盛り込まれていました。
スーペルデポルテによると、この時つけられた条項は「7/30までに2500万ユーロ以上のオファーが届いた場合、残留or移籍はマタの好きなように決めることが出来る」というものだそうです。
つまり、クラブはマタの違約金を6000万ユーロに設定しましたが、2500万ユーロで事実上、違約金満額支払い時と同じ扱いになり、残留するか移籍するかを選手本人が決められる事になります。
しかし、クラブは移籍期限ギリギリでの大黒柱の放出を避けるべく、この条項の有効期限を7/30に設定していました。そして8月に突入した今日現在まで2500万ユーロを超える額でのオファーは届いていません。
というわけで、マタの移籍交渉の主導権はクラブに戻りました。スーペルデポルテもマタは残留が決定的であるというスタンスで力強く報道しています。
ジョレンテ会長は「呆れるほどとんでもない金額のオファーが届いたら、その時はそのオファーを聞かないし検討しない、とは言えないだろう」とコメントしており、マタは決して非売品ではないという事を認めていますが、少なくとも現時点で噂に出ている2500万ユーロを下回る額でのオファーでは、クラブは移籍を認めないのではないでしょうか。
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追記:
アスは「2300万ユーロでバレンシアとアーセナルが合意」マルカは「2200万ユーロで合意。マタの未来は既にバレンシアには無い」と報じていますが、この条項については触れていません(おそらく知らない)。スーペルデポルテは「トップシークレット」として、この条項の存在を31日の誌面の1面トップで報道しています。本当にスーペルしか知らない情報だったらスクープですね。