ダニエル・パレホに興味
ヘタフェのスペインU-21代表MFダニエル・パレホ(21)にクラブが興味を示しているようです。
今季、バレンシアでレギュラーの座を失ったバネガが新天地を探しているという報道もあり、クラブは以前より中盤の補強候補として名を挙げていたパレホに再び接触しているとの事。ジョレンテ会長もパレホの獲得についてはポジティブに考えているようで、ブラウリオ技術秘書がヘタフェとの交渉を進めていると言われています。
ただ、パレホの獲得交渉には大きな障害があります。2009年にレアル・マドリーからヘタフェに完全移籍したパレホの契約には、レアル・マドリーの2年間の買い戻しオプション(450万ユーロ)がついています。そしてマドリーは、チーム内にパレホのポジションが無いにも関わらず、2009年の夏にグラネロを400万ユーロで買い戻した時と同様に、今夏そのオプションを行使するだろうと言われています。そうなるとジョレンテ会長は非常に良い関係を築いているヘタフェのアンヘル・トーレス会長ではなく、何かと衝突のあるマドリーのフロレンティーノ・ペレスと交渉をしなければなりません。
先日の代表戦でも良いプレーを見せ、バティスタ監督から「メッシのベストパートナーだ」と賞賛されたように、現在のバネガは徐々に調子を取り戻しています。そして市場でも高く評価されているバネガが新天地を求めた場合、多くのクラブが名乗りを上げ、移籍先はすぐに決まるでしょう。7月に開催されるコパ・アメリカがバネガの価値を高める最高の舞台となるかもしれません。
バレンシアがバネガを売った場合、パレホの獲得はバレンシアにとって最高のシナリオとなるでしょう。しかし、現時点ではバネガを売ったとしても、パレホの獲得は非常に困難だと言えるかもしれません。