クラブはマテューに対して2014年までの契約延長を正式にオファーしたようです。

元々、今季開幕時点からこの話は出ていました。しかし、クラブとしてはマテューの残留を望んではいるものの、財政難である事に加え、好不調の波がある点、スペイン語の学習に関心がない点を彼のウイークポイントにあげ、マテューに対して"給与据え置き"という条件を提示したようです。ただ、これまでの働き振りを評価して、インセンティブ(内容は非公開)をつけています。

マテュー自身はバレンシアでキャリアを続けることを望んでいます。しかし、問題はマテューの代理人にあるようです。

この交渉の間、条件を提示されたマテューは「代理人と話をしなければならない」とジョレンテ会長に言いました。しかし本来、こういった交渉は代理人がやるべき事であり、選手とクラブの2者間で行うものではありません。そしてマテューの代理人であるアラン・ミリアッシオは、マテューがバレンシアに加入する際にクラブに顔を出して代理人であるという証明書を提出しただけで、その後のいかなる場にも姿を見せていません。そのため、クラブはミリアッシオ氏はマテューから手数料を受け取っているだけの存在と考えており、何もしない代理人の力を借りるのではなく自身で決めるようにと、マテューに訴えかけているようです。
(ちなみに、ミリアッシオ氏はジダンやリベリらの代理人も務めています)

もしマテューがこの条件での契約延長を受けない場合、クラブはマテューを今季終了後にも売りに出すと見られています。マテューとクラブの契約は2012年までとなっており、クラブ側はフリーで放出する気が無いためです。

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