エメリ監督はカンテラ重視?
エメリ監督がバレンシアの監督に就任して2年4ヶ月が経過しましたが、この間に13人のカンテラーノをトップチームの公式戦でデビューさせています。
2008/09 5人 グアイタ、ミチェル、チモ・ナバーロ、
アルトゥロ・ナバーロ、ジャウメ・コスタ
2009/10 5人 ジョルディ・アルバ、ミクー、リージョ、ホエル、
オルチナ
2010/11 3人 イスコ、パコ・アルカセル、イバン・ルビオ
合計 13人
このうちグアイタは今季からトップチーム登録、アルバは既に左サイドの欠かせない戦力となりました。ミチェルも負傷するまではデポルティボでコンスタントに出場していましたし、ミクーもヘタフェの主力として活躍中です。
ここで、評価の高い直近の前任者2人が昇格させた人数をあげてみます。
--
まずは2005/06シーズンから2年3ヶ月間チームを率いたキケ・フローレス監督。
2005/06 2人 パブロ・エルナンデス、ペドロ・ロペス
2006/07 7人 シルバ、アーロン、ハビ・ゲラ、セーラ、
コルコレス、ナチョ・インサ、ビセンテ・ロメロ
2007/08 0人 --
合計 9人
意外かもしれませんが、シルバよりパブロの方が公式戦デビューは先なんです。そして2006/07は、UEFA CLグループリーグ最終戦(vs ASローマ)で3人がデビュー。また、2007/08はキケの後を受けたクーマンがロンバンとモントーロをデビューさせています。
--
続いて、2001/02シーズンから3シーズン勤め上げたラファ・ベニテス監督。
2001/02 2人 ダビド・ナバーロ、ガリード
2002/03 8人 ガビラン、レドンド、ミゲル・アルビオル、ドロテー、
ボルハ・クリアド、セサル・ソリアーノ、
ダビド・サンチェス、エングイス
2003/04 3人 ラウル・アルビオル、シスコ・ムニョス、ランヘル
合計 13人
2002/03シーズンは"補強無し"で始めたシーズンだった事に加え、UEFA CLがあった事から8人もの選手がデビューを飾りました。
--
就任期間とデビューさせた人数を比べてみると、エメリ監督はキケ、ベニテスの2人に比べて、多少ですがカンテラの選手を重視している事がわかります。今季はまだUEFA CLの試合も残されていますし、また新たな選手がデビューする可能性がありそうですね。