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Carlos Soler Barragán - 500ゴールの宝石

2004年にクラブの会長に就任したファン・バウティスタ・ソレール。彼の働きによって現在、クラブは苦しい状況の真っ只中に居ます。恐らく、全てのバレンシアニスタがこの「ソレール」という名前を聞いた途端、嫌悪感を抱く事でしょう。

しかし、この「ソレール」という名前がバレンシアにとっての「災い」じゃなくなる日が来るかもしれません。その根拠となるのが、2004年にバレンシアのスクールに入団した将来有望なカンテラーノのひとり、カルロス・ソレール・バラガン(15)です。

2004年、バレンシアのスクールのディレクターを務めていたアルフレッド・ペレスは、ペペ・バルス杯でボンレポスと対戦した時に見た1人の選手に目を奪われずにいられませんでした。

9歳の子供たちで構成された彼の自慢のチームは、この試合で相手チームに居た7歳の少年によって大敗を喫する事になりました。その少年の名前がカルロス・ソレールです。この試合で、2歳上の少年たちに囲まれた中でこの"子供"は、ペレスのバレンシアを打ちのめす3ゴールを決めたのです。

彼は幼いながらも、既にほかの選手たちとは違った技術力、ゲームビジョンを持っている事はこの一試合を見ただけで明らかでした。そしてペレスにとって、これが彼をバレンシアと契約させなければならないと感じた瞬間でした。

それから8年、カルロスの成長は輝きを失う事はありません。15歳となった彼は現在のバレンシアのカンテラで最も有望な選手の一人であり、バレンシアに加入してからの8年間で、既に500を超えるゴールと100を超えるアシストを記録しているのです。

彼の強みはこれだけではありません。眩暈がするようなこの数字、そして大きな期待がかけられているにも拘わらず、そこには物静かな少年が居ます。

「僕は自惚れるタイプの人間ではありません。サッカーを愛していますが、地に足はついているつもりです」

彼はまた、バレンシアで人気のある学校のひとつ、サレシアノスの4回生の学生で、学業でも非常に素晴らしい成績を残しています。

「ほとんどの科目でNotable(10段階で7.0~8.4)です。Sobresaliente(10段階で8.5以上)もいくつかあります。Bien(同6.0~6.9)はちょっとだけですよ」

彼は誇らしげに言います。彼の考えは、彼が尊敬する人物の一人である彼の兄:アレハンドロ(現在、土木工学を学ぶ学生です)と同様に、将来的にINEF(国立体育大学)で勉強する事です。

「サッカー選手のキャリアというのは短く、予測しづらいものです。息子は、教師やエンジニアとなるための勉強がとても重要なものであり、また良いサッカー選手となる事との互換性があると確信しています」

カルロスを毎週末メスタージャに連れて行く、父:アントニオさんはそう話しました。彼はまた、中期的な将来、財政的な理由によりクラブがスクールに賭ける事を強制される日が来る事を理解しており、それが 「全てのカンテラーノにとっての刺激となる」 事も理解しています。

「カルロスはピアスやタトゥーを入れたり、どんちゃん騒ぎやセレブとの付き合いでプライベートが変わるタイプの選手ではない。非常に物静かな男なんだ。練習には最初に来るうちのひとりで、いつも最後に練習場を後にする。チームメイトたちからも模範とされているんだ」

彼が12歳の時──アレビンでプレーしていた時──からカルロスと彼の家族にアドバイスを続ける、彼の代理人:ハビエル・コルドンはこのように語りました。

7人制サッカー(アレビンまで)から11人制サッカー(インファンチル以降)への変更においても、コーチ陣は、ソレールの技術的な才能をストライカーという枠組に縛り付ける事が全くの無駄であることを理解しました。カルロスは当時を振り返り、このように語ります。

「当初、僕はトップで起用されていました。でも時間が経つにつれて、プレーの仕上げをするだけじゃ満足できなくなっていて、イニエスタやシルバ、マタ、あるいは他のシャドーストライカーのように、自分は試合の組み立てにも参加したいんだ、って事に気が付いたんです」

彼のプレーを他の選手と比較するのであれば、セスク・ファブレガスを例に出すべきだろう、とコーチ陣は言います。また、コルドンは 「彼は10番の選手で、純粋なプレーメーカーで、プレースキッカーでもある。全てのCKとFKは彼から始まるんだ」 と、彼を評価しました。

2009年のクリスマスにアローナ(テネリフェ)で行われた国際大会で、彼は大会ベストプレーヤーに選ばれました。この栄誉は、過去の大会でシャビ、イニエスタ、フェルナンド・トーレスらが受賞しているものです。そしてここでの活躍を機に、彼の名前はこの年代のサッカー関係者やビッグクラブの下部組織担当者の間では既に知られつつあります。しかし、カルロスは冷静に言いました。

「サッカーの世界では、過去にそのように評価されてきたプレーヤーは沢山居ますが、実際に認められているのは本当に僅かです。周囲の人たちは、そのようなプレーヤーたちをあっという間に忘れてしまうものではないでしょうか。だから今の僕にとっては、毎日の練習が一番重要な事なんです」

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