補強を続けるVCFフェメニーノ、スイスリーグのセルヴェッテから元アゼルバイジャン女子U-19代表MFマレーナ・オルティス(26)を2年契約で獲得しました。

マレーナはマドリード出身の攻撃的MFです。7歳から15歳までラージョ・バジェカーノのカンテラで育ち、CDカニージャスを経て、2016年にCDタコン（現レアル・マドリー・フェメニーノ）に加入しました。

タコンではキャプテンも務めるなど中心選手の一人として4年間を過ごしました。2020年にクラブがレアル・マドリーに買収された後もそのままチームに残り、さらに2年間プレーしました。

2022年にセルヴェッテに移籍。2シーズンの在籍中にスイスリーグやスイスカップのタイトルを獲得しています。

マレーナにはスペイン人の父とキューバ人の母が居ます。また、双子の妹サマーラもサッカー選手であり、ラージョのカンテラからレアル・マドリーまで、キャリアを共にしました。

スペイン代表に縁のなかったマレーナですが、女子サッカーの発展を目指すアゼルバイジャンのサッカー連盟の要請を受けて、2014年にサマーラと共に市民権を取得。同年のU-19欧州選手権予選で姉妹揃ってデビューしました。

マレーナ・オルティス
「バレンシア・フェメニーノの一員になれることは光栄であり、大きな喜びです。スペインリーグに戻れること、そして歴史と伝統を持つクラブの色を守る機会を与えてもらえたことに、とても興奮しています。オファーを頂いた最初の瞬間から、私はこの素晴らしいチームに僅かながらでも貢献をしたいという大きなモチベーションを感じました。私に寄せていただいた信頼と、これまで私のキャリアをサポートしてくれた全ての人たち、全てのクラブに感謝したいと思います。新しいチームメイトたちと仕事を始めることを楽しみにしています」