デクラン・フリスが退団
VCFメスタージャ所属のイングランド人WGデクラン・フリス(22)が、スイス2部リーグのFCトゥーンに完全移籍することになりました。
1年前の夏に1年契約でVCFメスタージャにやってきたフリスですが、昨季は14試合355分間の出場に終わったことで、クラブは彼を今季の戦力としてカウントしていませんでした。
しかしヘタフェや、サンダーランド、QPR、ワトフォードといったEFLチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のクラブからオファーが届いたこともあり、クラブは6月下旬に彼の契約に付帯していた契約延長オプションを行使。彼をフリーで手放さずに済むようにしていました。
彼の獲得に最も熱心だったと言われているヘタフェのオファーは「移籍金無し、経済的権利(将来の移籍金)の15%をバレンシアが保持、3年契約でトップチームの練習参加」という条件でした。また、サンダーランドやワトフォードのオファーは給与面でヘタフェより好条件でした。
フリス自身はスペインでのキャリア継続を希望していたこともあり、ヘタフェのオファーを受けるつもりでいました。しかし、2日前にトゥーンからのオファーが届き、全てが変わりました。
トゥーンのオファーは「移籍金20万ユーロ、経済的権利(将来の移籍金)の20%をバレンシアが保持」というバレンシアにとってヘタフェよりも良い条件でした。加えて、フリス自身が他のクラブ以上にトゥーンのスポーツ面のプロジェクトと給与条件を気に入ったことで、交渉は即座にまとまりました。
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デクラン・フリス (プロフィール)