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国王杯1回戦の相手:ログロニェスのキャプテン、イニャキ・サエンスのインタビュー「私がデビューした当時バレンシアの若手はおしゃぶりを持っていた」

バレンシアが国王杯1回戦で対戦するログロニェスのキャプテン、イニャキ・サエンス(35)のインタビューです。

国王杯1回戦の相手:ログロニェスのキャプテン、イニャキ・サエンスのインタビュー「私がデビューした当時バレンシアの若手はおしゃぶりを持っていた」

ログロニェスで公式戦300試合以上に出場しているサエンスは、自身のキャリアで3度目となるバレンシアとの対戦を明日に控えて、過去の対戦を振り返り、今のバレンシアについても分析しました。

──バレンシアとの対戦が決まった時はいかがでしたか?
「嬉しかったです。バレンシアはスペインのビッグクラブのひとつであり、両クラブのホームタウンの間には友好的な関係があります。抽選で残っていたクラブの中で、私たちにとって最高のクラブでした。今回、対戦できることをとても嬉しく思っています」

──あなたのキャリアで3度目のバレンシアとの対戦となります。過去2回はいずれもログロニェスの選手として、国王杯での対戦でした。どんな思い出がありますか?
「2010年に初めて対戦した時は今とはフォーマットが異なり、ホーム&アウェー方式でした。メスタージャでプレーできるというメリットはありましたが、スモールクラブにとっては勝ち上がることがとても難しいものでした。あの時のバレンシアにはアドゥリス、ビセンテ、アルベルダ、バネガ、マタ、ホアキン...沢山の有名選手、スター選手が居ました。2度目の対戦は一発勝負で、マキシ・ゴメスのゴールで僅差で負けました。沢山のファンが見に来てくれて、とても楽しかったことをよく覚えています」

──ログローニョの多くの人が"3度目の正直"とか"今度はバレンシアを倒せる"と言っていますね。
「(笑)。ファンは、バレンシアが偉大なクラブであることを知っているので、明日の試合を熱狂的に見守ることでしょう。私たちにとっても国王杯で出来るだけ上に行くことは今季の目標のひとつなので、今まで以上に真剣に取り組むつもりです」

──過去2度の対戦と比べて、今回のバレンシアは力が落ちていると感じますか?
「考え方が違います。今のバレンシアはスター選手が居なくても、ユースから出てきて自分の力を証明したい選手たちがたくさん居て、良い監督がそんな彼らを正しく導いて、素晴らしい戦いをしています。彼らはプリメーラで高いレベルで戦っているので、結局のところ難しい試合になるということを忘れてはいけません。モチベーションの高くないスター選手が揃ったチームが来るのと、バレンシアのような野心的な若手が多いチームが来るのと、どちらが私たちにとって好都合なのかはわかりません。私は、明日がクラブにとって良い日になること、そして私たち全員が楽しい一日を過ごせることを願うだけです」

──ログロニェスの勝ち抜けの可能性は何パーセントあるでしょうか?
「25%くらい、と言っておきます。つまり75%はバレンシアが勝ち抜けるということです。とても難しいことは理解していますが、熱意と希望を持って挑みます」

──過去に対戦した時にバレンシアの選手とシャツの交換はしましたか?
「2010年に対戦した時のビセンテのシャツを持っています。当時私はウインガーとしてプレーしていたので、彼はお気に入りの選手であり、とても注目していました。私のお気に入りのシャツです」

──明日は誰のシャツが欲しいですか?
「ガヤですね。彼はバレンシアというクラブを象徴する選手であり、スペイン代表の選手でもあります。私にとって彼はバレンシアのスター選手のひとりです」

──"キンタ・デル・ピポ"の誰に注目していますか?
「今のところ、特定の誰かを意識することはありません。彼らにはユース上がりの選手たちが沢山いて、彼ら全員がとても良い仕事をしているからです。バレンシアがクラブとして経験している状況を考慮すると、今のバレンシアが出している結果は、一般的には為すことが難しいものです。ユース上がりの選手たちを引き上げて、プリメーラでパフォーマンスを発揮させることがどれほど難しいことであるか。そしてそんな選手たちが1人ではなく4人、5人、6人といることは組織として称賛に値します」

※キンタ・デル・ピポ (Quinta del Pipo)...スペインの逸話"la quinta del chupete(幼い5人組)"を基に今季メディアが作り出した造語で、"バラハ監督の幼い5人組"を意味します。ハビ・ゲラ、ディエゴ・ロペス、フラン・ペレス、アルベルト・マリ、モスケラの5人を指しています。

──あなたは35歳で、その選手たちは2002年~2003年生まれです(笑)
「ちょうど今、そんなことを考えていました。私は2005/06シーズンにCDカラオラ(当時3部リーグ)でプロデビューしましたが、当時の彼らはおしゃぶりを持っていたわけですよね(笑)」

──ログロニェスがこのラウンドに至るまでの道のりを教えてください。
「私たちは予選を6ラウンド戦わなければなりませんでした。フェデレーションカップの地方予選で3ラウンド、本大会で3ラウンド。過酷な道程を勝ち上がり、国王杯出場権という褒賞を手にしたわけです。例年は前シーズンの成績に基づいて出場権を手にできますが、今回は自分たちで勝ち取ったものなので、心から楽しむことが出来ると思います」

──今季のログロニェスはここまで公式戦無敗ですね。
「ここまでの出来には満足しています。おっしゃる通り、アウェーで引き分けはありましたが負けていません。私たちにはリーグを通じての目標があり、最終的にはそれこそが重要なので、物事を上手くやっていきたいと考えています」

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