これまでU-15代表からU-19代表までスペインの全ての年代別代表に選出されてきたクリスティアン・モスケラ(18)が、代表チームをコロンビアに変更することになりました。

コロンビア人の両親を持つモスケラは、自身の成長のために出場時間を求めています。今季のモスケラは、トップチームでは5番手CBのため出場のチャンスはほとんどなく、ガットゥーゾ、ボロ、バラハ、いずれのトップチームの監督も毎週末に彼を招集するため、VCFメスタージャでもアングーロ監督は彼をほとんど起用することができていません。

そして、今季はついにスペインU-19代表でポジションを失ってしまいました。モスケラの代わりにポジションを得たのは、彼の1歳下でフベニールAのレギュラーCBを務めるガシオロウスキです。今季のガシオロウスキはフベニールAで良いシーズンを過ごし、不遇の時間を過ごすトップチームのモスケラからU-19代表でのポジションを奪うことになりました。

そしてコロンビアU-20代表のエクトル・カルデナス監督は、予てよりモスケラにコロンビア代表に来るように熱心に説得を続けていました。スペイン代表での居場所も失った今、彼はコロンビア代表での出場時間を取る選択をしました。今夏インドネシアで開催されるFIFA U-20ワールドカップにコロンビアU-20代表の一員として参加します。

モスケラの運命を変えるチャンスは、今年の1月にあったのかもしれません。今季ほとんど出場機会のないモスケラには多くのクラブからオファーが届き、1月のレンタル移籍も検討されていました。しかし彼はバレンシアに残ることを選択しました。一般的に見て、RFEF2部リーグでの競争を経験しながらプリメーラでの出場のチャンスも残されているという条件は若手選手にとって悪い選択ではありません。また彼の残留の選択は、RFEF1部リーグへの昇格を勝ち取りたいVCFメスタージャにとっても大きなメリットでした。

しかし、それから2か月が経過した今、トップチームで彼が出場したのは国王杯：ラ・ヌシア戦と第19節のバジャドリー戦のみです。そして彼は2023年になってからU-19代表に招集されなくなりました。