クラブは、バレンシアCFカデテA所属の韓国人MFイ・ガンイン(16)との契約を2019年まで延長することで合意しました。契約期間内にVCFメスタージャに昇格し、一定数の試合に出場した場合、2020年まで延長するというオプションと、今季中のフベニールBへの昇格、来季のフベニールAへの昇格も併せて発表されました。

バレンシアのカンテラで既に6年間プレーしているこの左利きのメディアプンタは、加入当初からその才能を遺憾なく発揮し続けており、メディアにも「パテルナで最も将来を嘱望される選手のひとり」として幾度と無くその名を報じられてきました。そして他の多くの有望な選手たちと同様に彼にもまた多くのクラブからのオファーが届いておりました。その中でも最も熱心だったのはレアル・マドリーです。実際にマドリーのカンテラ統括部長を務めるビクトル・フェルナンデスからホセ・ラモン・アレサンコSDに何度も連絡が来ていました。

バレンシアは、これ以上の才能の流出を看過できない状態にありました。その警鐘を鳴らしたのは、数週間前に起きた、スペインU-16代表FWナビル・トゥアイジ(16)のマンチェスター・シティへの移籍です。この失敗を繰り返さないために、今回バレンシアは素早くガンインに契約延長のオファーを提出。そして、彼をバレンシアに留めることに成功しました。