アデルラン・サントス獲得決定
クラブは、ポルトガルリーグのスポルティング・ブラガからブラジル人DFアデルラン・サントス(26)を5年契約、完全移籍で獲得した事を公式に発表しました。既に昨日メディカルチェックも終えています。
サントスはブラジル、ペルナンブーコ州にあるサルゲイロの出身で、192cm、90kgの大型センターバックです。2010年に21歳でポルトガル2部リーグのトロフェンセに移籍し、欧州でのキャリアをスタートさせました。2012年にブラガのBチームに移籍し、同シーズンにトップチームに昇格。ブラガのトップチームでは3シーズンでリーグ戦65試合に出場して7ゴールを決めています。
バレンシアがオタメンディの後釜としてリストアップしていたのはモナコ所属のチュニジア代表DFアイメン・アブデヌールと言われていました。しかし彼の移籍金が高額であるため、サントスを獲得後にモナコにレンタルさせる事で移籍金の減額を狙っていると報じられていましたが、最終的にサントスはバレンシアに残る事になりました。昨季フィリペ・アウグストが付けた背番号4を付ける事も発表されています。また、ポルトガル国籍も保持しているため、外国人枠の対象にはなりません。
アデルラン・サントス
「幸せな気持ちです。欧州のビッグクラブと契約できた事を光栄に思います。チャンピオンズリーグやリーガでプレーする事は僕にとって大きな挑戦ですが、バレンシアが僕に寄せてくれた信頼に応えたいと思っています。ピッチでの自分は闘争心がある戦士のようなタイプだと思います。最後の一滴まで汗を流してバレンシアのために戦うつもりです」
チャン・レイフン会長
「サントスはフィジカル面で優れたプレーヤーで、私たちのチームが今季3つのコンペティションを戦うために必要としていた特性を備えています。彼がチームに貢献してくれる事を楽しみにしています」
移籍金について、スーペルデポルテの報道では「ブラガの会長が750万ユーロと認めた」との事ですが、1000万ユーロという報道もいくつか出ています。ただし、彼の保有権の50%をジョルジュ・メンデス氏が保持しているため、いずれにしてもバレンシアが支払う金額の半分はメンデス氏に入る事になります。