UEFA.com選定のリーガ・エスパニョーラ2014/15ベストイレブンが発表され、
今季のリーガで最も躍進した若手選手のひとりであるガヤ、今季のリーガで最も得点を挙げたDFのオタメンディ、欧州主要リーグで最も得点を挙げたMFのパレホの3選手が選ばれました。

ベストイレブンは以下の通りです。

GK　クラウディオ・ブラボ(バルセロナ)

このチリ人GKは、ビクトール・バルデスの抜けた穴を埋めるためにバルセロナにやってきて、1年目でサモーラ賞を獲得しました。37試合で19失点、失点率0.51はリーガの歴史上3位の記録です。また23度のクリーンシートを記録しています。

RB　ダニ・アウヴェス(バルセロナ)

CB　ジェラール・ピケ(バルセロナ)

CB　ニコラス・オタメンディ(バレンシア)

LB　ホセ・ルイス・ガヤ(バレンシア)

右サイドバックはダニ・アウヴェスで異論は無いでしょう。このブラジル人は多くのゴールを演出し、ガヤと共に、リーグで最もアシストの多いDFのひとりとなりました。

DF部門に選ばれたバルセロナのもうひとりのDFは、ブラウグラナのバックラインのボスとしての役割を果たし、チームに多くの勝点を与える5ゴールを決めたピケです。

そしてピケと並ぶ、今季のリーガのベストDFはアルゼンチン人のオタメンディでしょう。バレンシアのDFのボスの役割を果たした彼は、攻守両面において今季の大きな発見となりました。彼が今季ヘディングで決めた6ゴールは、バレンシアのDFの最多得点記録となりました。

彼の横に配置されたのは昨日20歳になったばかりのガヤです。このバレンシアのカンテラーノは、持ち前のスピードとペナルティエリア付近での卓越した攻撃センスを武器に今季のリーガで大きく躍進しました。バレンシアの6つのゴールが彼の足から生まれています。

DH　グジェゴシュ・クリホヴィアク(セビージャ)

OH　ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)

OH　ダニ・パレホ(バレンシア)

ピッチ中央にはセビージャのクリホヴィアクが相応しいでしょう。このポーランド人は強靭なフィジカルと献身的な働きは、チームが最後までチャンピオンズリーグ出場権を争うための、そしてヨーロッパリーグの決勝に進出するための動力となりました。

中盤でゲームメイクを司り、クオリティを発揮したのはハメス・ロドリゲスとダニ・パレホの2人です。ブラジルＷ杯で得点王となる素晴らしいパフォーマンスを発揮した後にマドリーにやってきたこのコロンビア人は、初挑戦となるリーガで12ゴールと13アシストを記録し、チームにとって重要な存在となりました。

一方でバレンシアのキャプテンを務めたパレホは、ヌーノ・エスピーリト監督のギアとなり、チームを動かしました。コスラダ生まれのこのMFはプレースキックのスペシャリストで、今季は2つの素晴らしい直接FKを決めています。最終的に12ゴールをあげましたが、これはバレンシアにおいてメンディエタ、フェルナンド・ゴメスと並ぶMFの最多得点記録です。また、この数字は欧州主要リーグでもMFの最多得点となります。

FW　クリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)

FW　リオネル・メッシ(バルセロナ)

FW　アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー)

ロナウドとメッシの2人はここ数年、次々とリーガの記録を塗り替えてきました。ロナウドは48ゴールでピチチ賞と欧州ゴールデンブーツも獲得。メッシはそれより5ゴール少ないですが、代わりに20アシストを記録しました。ロナウドは18アシストを記録しているため、ゴール数＋アシスト数の単純計算ではポルトガル人プレーヤーが上回りますが、メッシの最高のパフォーマンスはバルセロナは23度目のリーグ優勝のカギとなりました。

FWのもう一角を占めるのはグリーズマンです。今季アトレティコに加入したこのフランス人は、スタメン出場したわずか28試合で22ゴールを記録し、シメオネ監督を納得させました。

監督　ルイス・エンリケ(バルセロナ)

現時点で3冠の可能性を残しています。リーガを制し、アトレティック・クルブとの国王杯決勝、ユヴェントスとのチャンピオンズリーグ決勝を間もなく迎える事になります。ルイス・エンリケはベルナベウで3-1で敗れた後、バルセロナでその能力を疑問視され続けてきました。しかし、このアストゥリアス人は勝利を重ね続け、偉大なプロフェッショナルである事を自ら証明しました。