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ピーター・リム氏のクラブ買収がついに完了

メリトン・ホールディングスが、バンキアとのリファイナンスについての交渉と、VCF財団との株式売買についての交渉でそれぞれ合意に達し、10ヶ月に及んだクラブ買収に関しての交渉がついに終わりました。VCF財団がこれまで保持していたクラブの株式を含めてメリトンがクラブの株式の70.06%を所有する事になり、同社代表のピーター・リム氏が正式にオーナーとなりました。バレンシアのクラブ史上初の外国人オーナーの誕生です。

今回のバンキアとの契約条件は、6月6日にバンキアと合意した内容を基にしたものとなるそうです。またVCF財団とは7月31日に財団が承認した売買契約での取引となります。

今回の交渉締結を受けて、メリトンのディレクターを務めるチャン・レイ・フン女史は以下のようにコメントしています。

「素晴らしいファンを抱えたヨーロッパで最も重要なクラブのひとつを率いる事が出来て誇りに思っています。とても長い道のりでしたが、それ以上の達成感に満足しています。バレンシアの人々、VCF財団の役員、クラブの株主の皆さん、取締役会および経営陣、従業員、チームの皆さんの支援に感謝しています。特にこの10か月間を耐え、支援を続けてくださったバレンシアCFのファンの皆さんに私たちは感謝したいと思います。この長いプロセスにおいて皆さんが常に私たちと共に居てくださった事は、私たちに交渉を進めるための励みになりました。ファンの皆さんと共にヨーロッパのハイレベルなコンペティションで、何年にも亘ってエキサイティングなシーズンを楽しめる事を期待しています」

「このクラブの役員たちと初めて会った時、我々は非常に感銘を受けました。ピーター・リムも私も彼らからクラブに対する情熱、愛情、誇りを感じました。今日からは、バレンシアが我々の第2の故郷となるでしょう」

また、サルボ会長は以下のように語りました。

「我々は今、バレンシアの新たな章を書いている。ここ数か月間で我々はバレンシアニスタである事の誇りを取り戻した。ピーター・リムと共に強くなろう。成功を手にするために、我々はこれからもハードワークをしなければならないし、クラブ全員が家族のように団結しなければならない。リムは既に我々家族の非常に重要なメンバーだ。彼のオーナー就任を心から歓迎したいと思う」

「私自身についてはここを去るとも、残るとも言えない。我々がクラブに対して行った事を十分に評価しなければならない。もし私が残るなら、クラブに重要な成果を残すつもりでいるし、もし私が去る事になっても、やはりクラブに重要な成果を残していきたい」

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