さよならマテュー
ついにマテューのバルセロナへの完全移籍が公式に発表されました。移籍金は違約金満額と同額の2000万ユーロで、LFPを介さないオペレーションのため税金は発生しません。
サルボ会長はバルセロナに対して違約金の一括支払いを求めていましたが、最終的には1000万ユーロ×2回払いという条件で妥協しました。マテューはバルサと4年契約を結ぶとの事で、違約金は5000万ユーロに設定されるそうです。
マテューは2009年にトゥールーズからフリーエージェントで加入。5年間の在籍で公式戦177試合に出場し、7得点を記録しました(リーグ戦は126試合6得点)。加入当初は左サイドバック、左サイドハーフでの出場が主でしたが、バレンシアのセンターバックに負傷者が相次いだ2012/2013シーズンの後半から、センターバックにポジションを替えました。
加入当初はスペインでの生活に馴染めず退団が噂された事もありましたが、左足にコウモリのタトゥーを入れた昨季はチームのカピタネスのひとりとしてバレンシアで最も輝いた選手のひとりとなりました。
なお、マテューの移籍金2000万ユーロというのは、30歳以上の選手に支払われる移籍金としてはバティストゥータ(フィオレンティーナ⇒ローマ, 3250万)、エトー(インテル⇒アンジ, 2700万)、ディエゴ・ミリート(ジェノア⇒インテル, 2500万)、イブラヒモヴィッチ(ミラン⇒パリSG, 2100万)に次いで歴代5位、DFとしては歴代最高金額となります。
関連記事
マテューの移籍に関するバルセロナとバレンシアの交渉(7/23)
クラブがマテューの移籍金を2500万ユーロに設定(6/27)
マテューがバルサ移籍を直訴(6/24)