トップチームの来季のプレシーズン合宿はドイツのヘルツォーゲンアウラハで行われます。新たにサプライヤー契約を結んだAdidasの本社がある都市です。

現時点での予定では、7月7日が新シーズンの始動日で、例年通り2日間かけてフィジカルテストを行ない、10日にドイツ入りします。ヘルツォーゲンアウラハにはAdidasの本社があり、そこの練習場「Adi-Dassler-Stadions」で新チームの準備を行います。この練習場は2006年ワールドカップの時にアルゼンチン代表が、2010年ワールドカップの時にはメキシコ代表が直前合宿に利用した施設です。また、Adidasが株主となっているバイエルン・ミュンヘンもここでプレシーズンを始めるのが恒例となっているそうです。

Nikeにシェアで後れを取っているAdidasは、奪われたシェアを取り戻すべくこれから生まれ変わるバレンシアのプロジェクトに期待しています。そこでバレンシアとの関係を強くするために、Adidas側がこの合宿計画をアマデオ・サルボ会長に打診してきたそうです。

一方のバレンシアは、ドイツでの合宿でプレシーズンを終えるつもりはありません。欧州カップ戦に出場しない来季のバレンシアは、リーガ開幕まで十分な準備期間があります。そのため、サルボ会長はバレンシアブランドの拡大を目指して可能な限り多くの大陸を訪れたいと考えており、その準備を進めてきました。

今日付けのスーペルデポルテの報道によるとバレンシアは7月19日にドイツ合宿を終えてバレンシアに戻り、7月23日からは南米ツアーを計画しているとの事です。既にペルーでの親善試合が内定しているそうで、チリで親善試合を行う交渉が行われています。そしてこの南米ツアーは1週間程度で終わるでしょう。このツアー終了後は、8月2～3日にロンドンで行われるエミレーツカップに出場します。