クラブは、アルバセテ・フベニールA所属のFWイバン・シフエンテス(17)、通称「シフ」を獲得しました。正式なサインは来週交わされる予定であると、アルバセテの地元紙El Pueblo de Albaceteが報じています。

当初、このニュースは今年の10月に報じられました。バレンシアは親善試合を行うという条件で、シフを無償で獲得する事でアルバセテと合意していましたが、交渉が内定した後にアルバセテ側の経営陣の交代があり、新たに理事に就任したカルロス・ベルモンテがバレンシア側に5万ユーロの移籍金を求めた事で、この移籍は振出しに戻りました。それから約2ヶ月間、カンテラの選手獲得にはお金をかけないという方針のバレンシアと、クラブ運営のために現金を必要としているアルバセテの間で交渉が続けられてきました。

その後アルバセテは5万ユーロの移籍金を下げる代わりに、将来シフが別のクラブに移籍した場合の移籍金の一部を求める等、バレンシアから現金を引き出す方法を柔軟に考え提案してきましたが、バレンシアの交渉担当であるフランシスコ・ルフェテは、ラ・マンチャのクラブのいずれの提案も退けました。そして、昨日ようやく当初の条件──2014年9月にバレンシアとアルバセテのトップチーム同士で親善試合を行う。バレンシアはレギュラー8人以上プレーさせる。出来ない場合は6万ユーロの違約金──で合意した、と報じられました。

この2か月間、シフはアルバセテで1分もリーグ戦に出場していません。彼があと1試合でもアルバセテ・フベニールでプレーした場合、バレンシアに移籍しても今季中はプレー出来ないというリーグの規約のためです。彼はルベン・バラハのチームでプレーするためにこの2か月を耐えてきました。

2010年にバレンシアはシフを一度は手放しましたが、再び彼をパテルナに迎え入れることに成功しました。バレンシアは彼がこの世代のスペイン最高のストライカーの一人であると考えています。

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追記(2014/03/14)
最終的にアルバセテ側の引き延ばし工作により、獲得交渉はまとまらなかったとの事。そしてシフが今季いっぱいだったアルバセテとの契約を3年延長する事で本日合意したとの事で、バレンシアは獲得交渉から手を引くことになりそうです。

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