Liga Nacional Juvenil (Group 8)の全日程が終了しました。バレンシア・フベニールBは最終節、勝点で並んでいた首位レバンテ・フベニールBと対戦しましたが、この試合に4-0で敗れて4シーズンぶりに優勝を逃しました。

今季のフベニールBはフェルナンド・ガルシア監督のもと、スペインU-17代表にも選ばれているペドロ・チリベジャを中盤の底に据える4-3-3のシステムを基本に戦ってきました。キャプテンのFWラウール・ジュリア、FWジェニス・モレラ、FWアーロン・アセベドの3トップに、それをトップ下で操るMFハビエル・サルソを加えた4人で構成された攻撃陣はリーグトップの85得点を叩きだしましたが、シーズン終盤にガンディアやオリウエラなどの降格チーム相手に失点を重ねて引き分けを喫するなど、リーグ7位の42失点が影響し、優勝を逃しました。ちなみに優勝したレバンテの失点はわずか27です。

守備面の課題はトップチームもBチームも悩まされているのは確かですが、このチームに関しては現時点で悲観する事はないのかもしれません。何故ならこの世代の守備の要となるべきDFファン・カルロス・ラサロやDFゴンサロ・フェッリは、今季レンタル先のクラックスでプレーしており、1歳上の選手たちの中で経験を積んでいるからです。来季Division de Honor Juvenilを戦うこのチームにとって、既にこのリーグを経験している彼らの存在は重要になるでしょう。