今節、ジェクラノ戦でようやく今季初勝利を挙げたVCFメスタージャ。その勝利の立役者のひとりが、今夏3年ぶりにバレンシアに戻ってきたFWアレックス・コルテルです。

初めてスタメンで起用された前節から2試合で3ゴールと、しっかり結果を出しているコルテルの、ジェクラノ戦後に行われたインタビューです。

──ついに今季初勝利だ。長い時間かかったね。
「これまでの全ての試合で僕らはポゼッションでも上回っていたし、チャンスも作っていたけど、セグンダBでは失点すると全てが難しくなるね。でも、僕らは自尊心を高く保っている。ここから上昇する事しか考えていないよ」

──初勝利後のロッカールームはどんな感じだった？
「僕らはとても若いプレーヤーで、いつでも勝利を求めているし、チャンスを再び手にしたいと思ってる。結果を出すためにハードに働いているんだ。だから、試合後のチームは歓喜でいっぱいだった。今、僕らはこのダイナミクスを維持し、上を見つつ、次の試合に向けてしっかり休息を取らなければならない」

──日曜の試合では、君たちが相手をよく勉強している事がよくわかった。
「僕らはビデオを見て、彼らがどんなプレーをするかを知っていたし、彼らを中盤で抑えなければいけない事も知っていた。相手チームが前に出てくるのは珍しい事だったけど、僕らはゴールを奪う事が出来た。試合を通じて、僕らの頭にあったのは、勝つ事、走りぬく事、そしてこの泥沼から抜け出す事だった」

──セルヒオ・ベントーサ監督の指導はどんな感じ？
「監督は常に僕らに愛情を持って接してくれてる。僕らが不快に感じる素振りは一切しないんだ。監督だけじゃなく、全てのコーチングスタッフがプロフェッショナルだと感じるよ。彼らから多くの事を学ばないといけないね」

──これまで苦しい道のりが続いたけど、週半ばに試合がある時に、チームはより苦しんでいるように見える。
「足が重いのは明らかだろうね。そんな事は無いって思いたいけど、実際にはそうかもしれない。でも相手チームも同じように疲れている事を考慮すべきだし、それは言い訳にならないね」

──このチームで、出来るだけ上を目指さないといけないね。
「僕らは若いチームで、常に競争力があり、勝ちたいと思っている。若い選手たちは夢を持たなくてはいけないけれど、ここにはその全ての夢を持つ事が出来る素晴らしい組織がある。それを利用しなくてはいけないし、戦う事を止めてはいけない。上に行くためには間違いなくそれがベストの方法なのだから。僕らはバレンシアCFメスタージャであり、常に自分たちをリスペクトし、恐れを抱いてはいけないんだ」

──ミニ・エスタディの応援には気づいている？
「ピッチに入る時、満員のスタンドを見る事は、そこに居る者でなくては味わえない特別なモチベーションになる。それはお金では買えないものだし、ファンによって多くの試合に勝てるというのは事実だと思う」

──個人レベルでは非常に素晴らしい時間を過ごしているね。ゴールを決めているし、アシストも記録している。
「チームを助ける、これは最も重要な事だけど、僕はこのために毎日働いている。監督はチャンスが来たらそれを利用しろと、僕に言っている。だから、ここ何試合かのゴールとアシストには個人的にとても満足しているよ。でも僕にとってそれはもう過去の事だ。今は水曜日のプラットとの試合の事しか考えていない。その後は次の日曜日のレウス戦に照準を合わせるよ。2試合あるからスケジュールが厳しい一週間になりそうだね」

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アレハンドロ・コルテル(プロフィール)