クラブは来週から予定されているアメリカツアー(5/21～31)にBチームからMFカルレス・ヒル、MFポルトゥ、DFジョエル、DFダルマウ、DFパルドの5選手を連れて行くようです。

このツアー期間中に各国で各年代の代表戦が行われるため、トップチームは多くの選手が不在となります。アルバとソルダードはスペイン代表に、リカルドはポルトガルに、ペレイラはポルトガルU-21に、ラミはフランスに、マドゥロとフェグリもそれぞれオランダ、アルジェリアの代表チームに招集されました。Bチームからもパコ・アルカセルとファン・ベルナトがスペインU-19代表に合流しています。

DFパルド(24)は今季開幕前のプレシーズン合宿でエメリ監督に招集された大型DFです。シーズン中、トップチームでの出番はなかったものの、昨夏にクラブとの契約を延長した彼に、バレンシアは再びチャンスを与えました。

DFダルマウ(20)は今季バルセロナとの契約を解除し、大きな期待と共にバレンシアにやってきた右SBの選手です。怪我で思ったほどの出場機会を得られませんでしたが、これまで各年代の代表に選ばれてきた事からもわかるように、大きな才能を持った選手の一人です。

DFジョエル(20)もダルマウと同じ右SBの選手です。2年前にエメリ監督の手によってトップチームデビューを果たしたこの若い選手は、今季決してハイパフォーマンスを見せられたわけではありませんが、ベントーサ監督の就任後、Bチームで欠かせない選手の一人として、チームの残留に貢献しました。

MFポルトゥ(20)とMFカルレス・ヒル(20)は、既に上のカテゴリーでもプレーできるほどの才能を持った選手です。ポルトゥについては2部リーグのアルコジャーノにレンタルされる可能性もありましたが、Bチームに残り、今季最も多くの試合に出場した選手となりました。カルレス・ヒルは左のウイングが本職のプレーヤーですが、今季は1歳下のファン・ベルナトの台頭もあり、大きな輝きを見せる事が出来ませんでした。しかし昨季、パコ、イスコと共にトリデンテ(3本の矢)と評されたように、素晴らしい攻撃センスを持っている事に疑いの余地はありません。また、今季終盤にはリーグ戦でベルナトと共存出来る事も証明しました。ベルナトが不在のこのツアーでクラブのスタッフに存在感をアピールしたいところです。

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