チームの第4キャプテンをリカルド・コスタが務める事になりました。第1キャプテンのアルベルダ、第2キャプテンのマタ、第3キャプテンのソルダードに続いて、4人のキャプテンが決まった事になります。

エメリ監督は、12日のプレゼンテーションの前にチームのカピタネスを決めたかったようです。

例年は選手たちの投票によってチームのカピタネスが決まる事になっていますが、今季はエメリ監督が指名したとの事。これには昨季のカピタネスにエメリ監督が100％の信頼をおけなかったためではないかと言われています。

昨季のキャプテンであるダビド・ナバーロは公の場でエメリ監督を批判した事がたびたびあります。また、チームのキャプテンとして相応しくない、彼の悪質なラフプレーに対してもエメリ監督は苦言を呈していました。第2キャプテンのビセンテもエメリ監督の信頼を得られなかった選手の一人です。キャプテンという役目を与えられたにもかかわらず、彼がピッチでブレスレットをつける機会はほとんどありませんでした。第3キャプテンのセサルはシーズン中にレギュラーを失い、第4キャプテンのホアキンは自らバレンシアを離れる事を選びました。

そのためエメリ監督は、今夏バレンシアに忠誠を誓える選手たち、そしてチームの核となる選手たちを自ら選びました。ピッチ内外での精神的支柱であり、誰もが認めるキャプテンであるアルベルダ、一昨年のビジャと同様にチームの顔となった世界チャンピオンのマタ、バレンシア出身で攻撃の柱となるソルダード、そしてリカルド。この選択から、エメリ監督はリカルドを今季のDF陣の柱と考えている事もわかります。

4人のカピタネスは、12日に行なわれるプレゼンテーションで紹介される予定です。