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元バレンシアのシスコ・ムニョスのインタビュー

バレンシア・ダービーを控えて、元バレンシアで現在レバンテでプレーしているFWシスコ・ムニョスのインタビューです。

16歳の時にバレンシアに加入したシスコ。レンタル修業を3年続けた後の2003年8月に行われたリヴァプールとの練習試合で後半から出場して1ゴールを記録した彼に対し、当時の監督であるラファ・ベニテスは「レンタルでの修業はもう終わった。君はトップチームのプレーヤーだ」と告げました。

「彼は僕のこれまでのキャリアで最高の監督だった」とシスコは言います。バレアレス諸島出身のこのプレーヤーはしばしばルイス・ガルシア(現レバンテ監督)とラファ・ベニテスを比較します。「彼がこのまま順調にいけば、将来的に"新しいベニテス"になれると思う」と、今ともに働く監督について彼は話しました。

さらにこのインタビューの中で彼は、昔のチームメイトであるクーロ・トーレス、ダビド・ナバーロ、ガリード、マルチェナ、そして彼がバレンシアに来た時のカンテラスクールの責任者であるマノーロ・マシアを懐かしみました。さらに、当時の会長であるペドロ・コルテスについては賛辞しか出てきません。

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間もなくバレンシアダービー。プリメーラに戻ってきたレバンテと、君がリーガのタイトルとUEFAカップ、UEFAスーパーカップを得た時のクラブ、バレンシアの対戦だ。
「バレンシアの街は僕にとってどんな時でも特別だ。バレンシアニスタとして何年も過ごし、今はグラノータ(レバンテの愛称)として僕のサッカー人生の中で最も素晴らしい時期を楽しんでいる。バレンシアでは最高峰のタイトルを獲得する事が出来た。そしてレバンテでは1部リーグに戻るというマジカルな瞬間を経験させてもらった。僕はこの街ですごく充実した生活を送っている。この街に魅力を感じているし、敬意も持っているよ。子供の頃にここに来て、ここで人として選手として形成されたわけだからね。いつでも僕にとってバレンシアという街はとてもポジティブな場所なんだ」

16歳の少年をこの街に連れてきて、最初にバレンシアというクラブの扉を開いたのは誰だったの?
「僕はとてもラッキーだった。連れてきてくれたのは当時カンテラスクールの責任者を務めていたマノーロ・マシアだ。彼はいつでも自分の子供のエドゥと同じくらい僕を特別に扱ってくれたんだ。そしてその後はペドロ・コルテス会長にかわいがってもらえた。彼も僕に対して、自分の息子のように接してくれた。若くして家を出て、家族と離れる事になった子供たちの受け入れ方を彼は良く知っていたんだと思う。そして皆、様々な経験を得る事が出来るんだ。その中で僕は、幸いにも良い方向に転がったと思ってる。彼らは皆、僕が苦しんでる時に助けてくれた」

バレンシアで多くの成功を経験した君にとって、印象に残っている試合を具体的に上げるのは難しい事かな?
「セビージャでのリーガの試合(リーグ優勝が決まった試合)、UEFAカップ決勝進出を決めたビジャレアルとの試合は、とても感動的だったよ。それとリヴァプールとの練習試合ももちろん思い出の試合だ。その試合での出来を理由に、ラファは僕にトップチームに残るよう言ったんだ。もうレンタルに行かなくていいぞ、ってね。これは今までの僕の人生で、足の小指の骨を折った時と同じくらい最も大きいニュースの一つだったよ」

印象に残っている監督を上げるのは簡単だろう。ラファ・ベニテスだよね。
「サッカー選手にとって、良い監督と出会う事はとても素晴らしい事だ。僕は、僕の事を本気で信じてくれる監督に尽くしたいと思ってる。これまで僕が出会った監督は皆、多くの事を学ばせてくれたよ。今、僕が一緒に過ごしているルイス・ガルシア監督もね。僕は時々、彼とラファ・ベニテスを重ねてみる事があるんだ。2人ともアイデアが豊富で、コンセプトが明確な監督だ。サッカー面の実績で言えば、ラファが僕のキャリアで最高の監督だと思う。でも、僕は今も優れた監督と一緒に居る。このままいけばおそらく新しいベニテスになるだろう監督とね」

バレンシアに在籍していた間、誰と良く"やんちゃ"していたの?
「クーロ・トーレス、ダビド・ナバーロ、マルチェナ、ガリードは、当時良く一緒に居た仲間だよ。今は皆それぞれの道を歩んでいるから距離があるけど、今でも時々話したり、メールを送ったりしているんだ。彼らとは共に勝利を勝ち取ったという素晴らしい思い出がある。一緒に喜ぶというのはとても美しい機会であり、それを経験できた彼らとの友情はとても強力なものだ。僕らはこの友情を維持し続けたいと思ってる」

バレンシアダービーの伝統というのはそれほどではないけど、オリオルス(バレンシア北部/レバンテのホームスタジアムがある地域)の人々は隣のクラブを負かす事を望んでいる。
「僕はおそらくスペイン最大のダービーであるセビージャダービーを経験している。そこでは、ファン達がライバルチームとの試合の楽しみ方を皆に教えているんだ。僕はバレンシアダービーが何かという事を多くの人に知ってほしい。しかも今回は僕らにとってホームで行われる重要な試合だ。沢山の人がこの試合に誇りを持っているんだよ。僕らはこの試合が特別なイベントである事を皆に知ってもらわなければいけない。もしかしたら、これは勝点3以上に大切な事かもしれないと思ってる」

君にとって今回がバレンシアと初めての対戦というわけではない。それでも昔プレーしたチームに対して特別な感情はある?
「僕にとって一番特別な試合となったのは僕がバレンシアを去った次の年の対戦だ。僕はベティスの選手としてメスタージャを訪れ、ヘッドでゴールを決めた(2006/07の開幕戦、2-1でバレンシアが勝利)。バレンシア戦では、これが僕にとって一番の思い出かな。レクレアティーボやテネリフェにレンタルされている時は、契約の都合でプレーできなかったから」

今回の試合でゴールを決めたら喜ぶ?
「僕がバレンシアに多くの愛情を持っている事を、皆に知っていてほしいとは思ってる。でも、レバンテの誰も僕がこのユニフォームのために戦うつもりでいる事を疑う事はないはずだ。もしゴールを決めたら、喜ぶとは思う・・・もしそれで僕を裏切り者と呼ぶ人がいたら、その人は嘘つきだよ。誰だって第一にチームの事を考え、第二に個人的な事を考えるはずなんだ。それに今回はホームでの試合だしね。全てのサッカー選手は、相手がどんな良い思い出のあるチームであっても、ゴールを決めたら嬉しいはずだ。僕はバレンシアをリスペクトしている。でも今はレバンテの選手。彼らに対してはもちろん、残りの試合のすべてにベストを尽くして戦うよ。1部リーグに生き残るためにね」

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