UEFA規定の育成選手枠 2009
UEFA主催の大会では、選手登録に関してルールが設けられています。
そのひとつが育成選手枠。4+4ルールとも言われているようです。
Aリストと呼ばれる登録枠:25人の中に8人以上の自国育成選手(バレンシアの場合、スペインで育成された選手)、さらにうち4人以上のクラブ内育成選手が居なくてはなりません。
ちなみに育成選手というのは、15歳~21歳の間に3年間ひとつのチームに所属した事でそれにカウントされるとの事です。
また、選手登録に関して本登録25人枠と別に、Bリストというのが用意されています。
こちらのリストは、21歳以下の選手(今季であれば1988/1/1以降に生まれた選手)で、15歳以降同一チームに2年間在籍した選手ならば何名でも登録できます。
UEFAが定めたこのルールに関して、賛否両論あがっていますが、ここではその辺は無視して、今季のバレンシアのトップチームのメンバーを見てみましょう。
クラブ内育成選手(合計5人)
DFダビド・ナバーロ(29)
MFアルベルダ(32)
MFパブロ(24)
FWシルバ(23)
FWミクー(24)
自国育成選手(合計12人)
GKセサル(38) バジャドリー・ユース
GKモヤ(25) マジョルカ・ユース
DFブルーノ(29) エスパニョール・ユース
DFマルチェナ(30) セビージャ・ユース
DFデル・オルノ(28) ビルバオ・ユース
DFデアルベルト(26) カステジョン・ユース
DFアレクシス(24) マラガ・ユース
MFバラハ(34) バジャドリー・ユース
MFビセンテ(28) レバンテ・ユース
MFホアキン(28) ベティス・ユース
MFマタ(21) レアル・マドリー・ユース
FWビジャ(28) ヒホン・ユース
まぁ強豪クラブの中では比較的スペイン人選手の多いバレンシアですし、このラインはクリアできると思ってました。
退団したアルビオル、今季メンバーから外れたアングーロもクラブ内育成選手でした。
これで17人。あと8選手登録できます。
育成選手にならない選手(合計10人)
DFマドゥロ(24)
DFカルレト(20)
DFマテュー(22)
DFミゲル(29)
MFフェルナンデス(23)
MFバネガ(21)
MFジョルディ・アルバ(20)
MFナチョ・ゴンサレス(27)
FWジギッチ(29)
FWミチェル(21)
ユース上がりじゃない外国籍選手は自然とそうなりますね。アルバとミチェルも3シーズン同じチームでプレーしていないため、このグループになります。
そして全グループを合わせて27人。2名オーバー。
ここでBリストが生きてきます。
21歳以下の選手(マタ、バネガ、ミチェル)のうち、2年以上バレンシアでプレーしている選手ということで、マタとミチェルの2人をBリストに回す事が出来ました。
(バネガはレンタル期間合わせて1年半ですので、半年分足りませんでした)
さらに、エメリ監督はオルチナをBリストに登録。UEFAヨーロッパリーグのプレーオフで使える選手は合計で28名となりました。
本戦出場が決まったら、GKはもちろん各セクションにBチームの選手をBリスト登録するでしょう。