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ウナイ・エメリ監督の昔のインタビュー

ウナイ・エメリ監督がバレンシアにやってきて間もない2008年10月に行われたインタビューを見つけました。普段のインタビューではあまり触れられないプライベートについての質問にも答えている貴重なインタビューです。

──バレンシアに来ていかがですか?
「快適だね。初日から快適に感じているよ。クラブには、現場ではどうにもできないスポーツ面以外でのニュースが多々あり、多くの浮き沈みがある時間を過ごしてきたのは確かだ。だが今、私は自分の仕事だけに集中しており、それ以外の何にも悩まされることは無い。今のところ結果が順調な事で、現場が穏やかでいられるのは喜ばしい事だ」

──バレンシアに来てからの最初の数日間は、不安を感じる事もありましたか?
「イエス。この夏は非常に多くの変化があった。例えば私がクラブとの契約にサインした際に交渉をしていた4人のスタッフ。彼らは既にここに居ない。ビジャロンガとアスカルゴルタも短い期間を共にしただけでクラブを去った。今はビセンテ・ソリアーノがプロジェクトの責任者となり、私と共にスポーツ面で仕事を共にしているのはフェルナンド・ゴメスだ」

──あなたのバレンシアでの仕事の初日に大きな衝撃がありました。"クラブがルイス・アラゴネスと交渉中"という報道がリークされたんです。これが事実であれば、あなたはクラブを替える必要があったわけですよね?
「その通りだ。バレンシアの仕事初めの日で、選手たちと顔を合わせるために初めてパテルナに行った日だ。全ての選手たちがそのニュースを読んでいたのと同じで、私もそのニュースを読んだ。はっきり言って不愉快な状況だったよ。その状況で、自分の責任で前に進まなければならなかったし、ロッカールームに入り選手たちと顔を合わせなければならなかったのだから。そして当時のクラブの最高責任者──ビジャロンガだ──とも話をしなければならなかった。そのニュースが確かなものか否かを確かめるため、そして私がバレンシアの監督なのか、そうではなくなったのかを知るためにね」

──難しい時期だったのではないですか?
「ビジャロンガと話し、報道が事実ではない事を確認した。これも勉強、経験と思って消化したよ」

──あなたの監督就任を邪魔するようなクラブの動きを目の当たりにして、あなたはこのクラブで働くことに疑問を感じなかったのですか?
「それについては考えた事は無い。自分に言い聞かせたのは、このクラブに居られる可能性についてだけだ。監督を続けるか否かの2つの道があった。だが、その時点で選択権は私の手には無かった。私が唯一出来た事は、確認しに行く事だけだった。その時に彼らは信頼、信念、透明性を伴った運営をすると私に言ったんだ」

──"ルイス・アラゴネス招致"の話題が出た時、クラブがそれを公の場で否定しなかった事はあなたを傷つけたでしょうか?
「それについてははっきり言おう。私は、アスカルゴルタとビジャロンガにクラブの公式サイトで報道を否定すべきだ、と言ったんだ。ビジャロンガはアスカルゴルタにそうするべきだと告げた。だが、理由はわからないがそうされなかった。それでも、私は自分が信頼されていると感じていた。何故なら、ビジャロンガは私に握手とハグをしてきたからだ」

──今、クラブは変わったのでしょうか。
「落ち着いていると言っていいのではないだろうか。ビセンテ・ソリアーノは勇敢で、良い仕事を続けている。チームが落ちついて物事を進められるように助けてくれている。それがチームにとって必要な事だった」

──バレンシアの街を観光した事がありましたか?
「ノー。今までプレーヤーとしてサッカーをするために、そして指導者としてチームを指揮するためにここに来た事があるけど、時間が無く、観光するまでには至っていない」

──今はどうですか?
「いくつかは目にすることができた。ビオパルク、オセアノグラフィック、セントロ・・・家族で見て回ったよ」

──それらを気に入りましたか?
「イエス。間違いなく、この街にはクオリティ・オブ・ライフがある」

──この街にいち早く適応するためラス・コルテス大通りに住んでいるのですか?
「ノー。練習場で長い時間過ごさなければならないから、パテルナの近くに住む必要がある。私にとってそれは重要な事だ」

──ウナイ・エメリという人物を教えてください。
「24歳まで育ったサン・セバスチアンの海岸沿いの街、オンダリビアで生まれた人間だ。家族も友達も皆そこに住んでいる。そこを出てからマラガ出身の妻と出会った。息子はマドリード生まれだ。サッカーは私を多くの都市に導き、非常にポジティブな経験をさせてくれた。これまでを振り返ると、サッカーと常にリンクしている人生だ。最初はプレーヤーで始まり、現役引退後もこの世界で仕事を続けたいと思ったから監督になった。そして今、バレンシアにやってきた。サッカーの世界で安定した生活を送るのは難しい事だが、出来るだけ長い時間ここに居られる事を願っている」

──奥様のルイサさんとはどのように知り合ったのですか?
「昔、2部リーグのトレドで4年プレーした時の事だ。その時、彼女はマドリードで働いていた。共通の友人と一緒に夕食に出かけたんだ。その時から関係が始まった。それから10年一緒に居る。移籍して、トレドからフェロールに引っ越す時に彼女は一緒に来てくれた」

──休日はどのように過ごしていますか?
「ほとんどないが、家族と過ごす以外の時間では、スポーツをしたり、パドルテニスをしたりするのが好きだ。それ以外には友人と過ごしたり、サッカー関係の仲間と食事に行ったり、子供のために学校に行ったり、飲みに出たり・・・。どこにでも居る一人の人間だよ」

──5歳(当時)の長男ランデル君は父親が何をしている人かを理解しているのでしょうか。
「イエス。まだ少しだけだがね。彼の記憶にある最初の街はアルメリアだ。だから、こうして我々はバレンシアに引っ越してきたが、今はまだアルメリアが良かったと言っている。
彼は私の職業を理解し始めている。私が家に居ない時はサッカーが理由であり、時々はテレビで私を見られる事もわかっている。だが論理的に、彼は父親の役割を正確には理解してないだろう」

──家に居る時は、少しは落ち着けているのでしょうか。
「基本的には常に気を張っている状態だ。休めていない。休む事はおろか、座る事さえほとんどないので、家族からはよく"働き馬"とからかわれている。座る時はだいたいパソコンの前になるが、それも試合を見る時、仕事をする時だ。彼らに本当に悪いと思っているのは、頻繁に電話で話をしている姿を見せる時かもしれない。ランデルからは長電話を辞めてくれと言われるんだ」

──美味しい物を食べる事は好きですか?
「食べることは好きだ。長い間一人暮らしをしていたので、家で食べることが好きでね。キッチンにも立つよ。魚料理、肉料理、サラダ、パスタ・・・誰かを家に招待できるくらいの腕はあると思う」

──自分を寛大な人だと思いますか?
「イエス」

──あなたは高いコンセプトを持っていると思いますか?
「自分には多くの欠点があると思っている。現役時代も自分が模範的な選手にはなれないだろうと自分に言い聞かせていた。誇れる点もあるとは思うが、欠点は非常に多い。選手としてだけでなく、もちろん監督としても」

──自分がイケメンである、もしくは魅力的な男であると感じますか?
「どちらもない。私は自分がイケメンだとか、魅力的だとか感じた事は無い。一度もね」

──私の同僚の女性はあなたがイケメンであると言っています。
「うーむ・・・もしかしたら以前より良くなったのかもしれない(笑) 妻は10年前より今の方が良いと言ってくれている。だが、私自身は10年前も今もそう感じた事は無いんだ」

──では、自分をオシャレだとは思いますか?
「年を重ねるごとにセンスは良くなってきたとは思う。今は良い服を着る事も好きだ。昔はそういう事を重要視してこなかった。ほとんど快適性だけで選んできたんだ。現役時代は常にスポーツウェアで、汗をかいてきた。その頃と現在で変わったのは確かだ。海外でのイメージも意識する必要があるし、より注意を払うようにはなった」

──試合中、常に動き回っているのは何故ですか?
「試合に参加しているからだ。私はそこで生きている。選手たちの上に立って、近くで彼らをサポートする事が好きなんだ」

──ホルヘ・バルダーノは、試合中のあなたの振る舞いは選手を混乱させる、と言いました。
「数人の監督が好ましくないと言っている記事を何度か読んだ事がある。試合中必要とされることは選手たちのインスピレーションだから、とね。ただ、私は自分を見せるためにそうしているわけではなく、選手たちを鼓舞するためにしている。私を好きな人も嫌いな人も居るだろうが、そんな彼らともこの世界では接していかねばならない」

──バレンシアに来て最初に話したのは誰でしたか?
「ファン・サンチェスだ」

──緊張しましたか?
「ノー。非常に落ち着いて物事をとらえる事が出来た。私が彼に尋ねた唯一の事は、彼らが本当に望んでいた人間が私なのか、という事で、これは私が全てのクラブでしてきた事だ。そしてファン・サンチェスも、筆頭株主のファン・ソレールも信頼していると言ってくれた。プロジェクトに変化があった時も、ビジャロンガにも尋ねた。"私があなたのクラブの監督であると心から思っていますか"と。もし私を信頼していないのであればここを去るつもりだ、と訴えた。ビセンテ・ソリアーノにも同じことをしたよ」

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