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最終節:セルタ戦を控えてバラハ監督の公式会見(2024/5/24)

バラハ監督が今季最終戦であるセルタ戦を控えて、金曜の練習後に公式会見に出席しました。

最終節:セルタ戦を控えてバラハ監督の公式会見(2024/5/24)

──今季の評価
「評価することは難しいですが、最初に設定した目標と、現在だけでなくチームの将来に向けて私たちが達成してきたものを基に冷静に分析しなければなりません。

評価に値するポジティブな要素はあります。まず基本的なこととして、シーズンの最初に設定した目標を達成したことです。私たちは合理的な目標を持ち、一貫したメッセージを発信する必要があると考えていましたが、その点については実現できたと思います。

それから、チームの戦術的・技術的なレベルにおいても重要な進歩を遂げました。チームが何を望み、求め、何を表現するかという点でチームのアイデンティティが成長し、個人個人として、そしてチームとして成長しました。そこにはもちろん選手たちだけでなく、私自身も含まれます。まだ全日程を終えていませんが、昨季より良いシーズンになったと言えるでしょう。

そして、この一年を通じて私たちを大いに助けてくれたのはメスタージャからの愛情でした。ファンの私たちに対する後押し、理解、愛情、私たちの若い選手たちに敬意を持って接してくれたことで、私たちは成長できたと思っています」

──来季に向けてのプレシーズン
「まだまだ決めることがたくさんあります。良い仕事をできる環境を探さなくてはなりませんが、(パテルナの)このような施設とこのような気候が揃っているところはヨーロッパのどこにもないと思います。ここで仕事を始め、いくつかのプレシーズンマッチのために遠征する可能性もあります。まだ今季の試合が残っているうちにこのようなことを話すのは好きではありません。明日の試合で勝点3を取るのに集中すること、そして何よりも可能な限り最高の結果でシーズンを終えることを目指すこと、こういうことについて話したいと思います。日曜の試合に勝てば、私たちはさらに良くなるでしょうし、9位でシーズンを終える方が10位で終えるよりもはるかに良いです。試合で求められる注意を払い、最終戦で良い結果を出すために努力するつもりです」

──セサル・タレガ
「私たちはいつでも、選手それぞれのスポーツキャリアにおいて、最善のものを見つけるために意思決定を下そうとしています。セサルの場合は、トップチームに定着していなかった彼がレベルの高いステージでプレーすることで、自信を持って、より多くの成果を上げて戻ってくる可能性が充分にありました。そしてこの半年間での飛躍を振り返ると彼に取っても、彼の将来にとっても、そしてバレンシアにとっても良い決断だったと思います」

──来季に向けての期待
「今の時点ではセルタに勝って良い形で終えることしか考えていません。難しい試合になると思います。今季は昨季よりも不確実性が高かったので、昨季わからなかったことを学ぶことができました。目標を期限内に達成したという安心感は、将来を別の視点から見る機会を与えてくれます。そして、時期が来たら、私たちが得られる可能性と分析、そして予算や目標によって将来に向けての基礎が築かれます。最も重要なことはそれぞれの分野で、各人が最大限の熱意を持って努力し、改善しようとすることです」

──ダビド・オトルビ
「成長著しい時期に居ます。今季彼は国王杯でトップチームデビューも果たしました。これからも彼は学び、働き、多くの試合をし、多くのミスをしなければなりません。私たちは彼が私たちと一緒にいる時に、彼が学べる機会を作るよう努めるつもりです。彼はポテンシャルと将来性を持った少年です。私たちは注意深く彼を見ていく必要があります」

──セルタ戦でのローテーション
「ローテーションの目的はチームから最大限の競争力を引き出すことです。リベロはプレーする準備ができています。まだ明日の練習が残っていますので、私たちの可能性を見たいと思います」

──目標と継続性
「私たちには知ることのできない状況があります。この先、移籍市場があります。私がクラブに伝えようとしている野心、少なくとも私がこれまでのキャリアの中で吸収してきたものは、改善したい、前進したいということです。しかし、私にはどうすることもできないこともあります。私は自分のチームからパフォーマンスを引き出すことに重点を置いていますが、多くのことが財政面のバランスや予算、移籍市場、その他の要素に影響されます。

私たちは今季、アイデンティティ、競争するための方法など、様々なことを構築してきました。そして、これらには継続性を与えることが重要です。現時点ではまだ評価できないこともありますし、目標も予算に基づいてクラブが定めることでしょう。私たちは誰もがバレンシアの歴史がどのようなものかを良く知っていますが、現実的でなければなりません。何よりもファンを欺いてはいけませんし、真実を伝えなくてはなりません。私は夢物語を提供することが好きではありません。今季も、昨季の出発点に基づいて、賢明かつ合理的な目標を持って出発しました。プリメーラ残留がバレンシアの目標であるべきではありませんが、前年に最終節で残留を達成したチームが、翌年にいかなる金銭的注入も受けずにチャンピオンズリーグでプレーすることを目標にすることは合理的ではありません。改善を求めている限り、合理的な目標を設定し、バレンシアが常に上を向いているということを伝えていかなければなりません。私たちは自分たちが何を目指すことができるかについて誠実かつ正直にならなければなりません。

しかし、来季を改善できるか、あるいは悪化させるかについて保証されるものは何もありません。安定性を手に入れるための基礎を築く必要があるのはそのためです。今季私たちはチームを安定させてきましたが、今季が偶然そうだったわけではなく、再び良いシーズンを迎えられると改めて示さなければなりません。これが私が望むことであり、上位のチームと対戦する時に彼らとの距離を縮めるために必要なことです。私たちは働くことで改善されると信じ、実際に今も進化していると信じなければなりません」

──今季の後半戦、シーズン終盤戦
「数字が目の前にありますので、それに関する議論はできません。(後半戦の成績だけだと15位ですがと言われて)昨季は17位でした。だからこそ、シーズンが始まった時の目標は残留でした。それらも含めてチームとして評価すべきであり、反省すべき点です。私たちは自己批判的であり、一生懸命働き、改善するために多くのことに取り組むという考えを持っています。全力を尽くします。ご褒美を約束することはできませんが、可能な限り最高の結果を得るために努力することを約束します」

──選手の売却
「誰もが知っておくべき、非常に重要なことがひとつあります。バレンシアが選手を売却する場合はオファーが必要であり、クラブがそれを受け入れなければならず、選手もそのチームに行きたいと思っていなければなりません。これらはまだ何も起こっていません。ママルダシュヴィリにとっても、ハビ・ゲラにとっても。まるで、誰もがバレンシアを去っていく、チームが解体されるかのような感覚です。真面目な話をしましょう。私たちはまだ何も起こっていない仮説について話しています。そしてどのチームも選手を売ります。バレンシアの選手たちは大きな価値を持っており、チーム資産の増加は昨年に比べて驚異的に上がっています。私たちには素晴らしい将来性、大きな見込み、経済的価値を備えた若い選手たちが居て、売却する際にはその観点からの評価を加えることを望んでいます」

──来季に向けて
「全ての監督が望んでいることは、継続性、安定性、重要な選手たちのチームにおける継続性、選手たちを改善させることです。たとえ私たちがバレンシアの歴史の砂漠を旅していると理解していても、ファンを喜ばせたいのです。自分たちのクラブが財政的に困難を抱えていても、ファンはチームが改善し、バレンシアで興奮できることを求めています。私は多くの努力をすることでそれは可能だと思っています。今季を改善できる保証は何もありませんし、来季は別の結果をもたらすかもしれません。これが現実的な話ですが、それでも私たちは自分たちの考えを信じて、チームとしてのアイデンティティを持ち、改善できると考え続けること、努力することを考えなければなりません」

──チームの継続性・選手を保持し続けられるかどうか
「それは私にどうにかできるものではなく、私がコントロールできるものでもありません。私たちが見ている他のクラブと同様に、クラブが目標を定めるための経済敵パラメータがあります。例えばチャンピオンズリーグに出場しながらシーズンを始めて、最終的に10位に終わるチームもあります。もうその予算で進むことはできませんし、その状況に適応する必要があります。なので、私が望んでいるのは継続性を持たせるために微調整を加えて、改善できることは何かを常に考えることです。

可能な限り今季の選手ブロックを維持すること、それが最終的にチームにプラスアルファを与えることになります。今季、私たちは選手を保持できたおかげで出来たことがたくさんあります。来季、選手が多く残ってくれればそれだけ、新たにやってくる選手たちをそのダイナミクスに参加させることも容易になるでしょう」

──クラブとのミーティング
「シーズンが終わったら今季を評価し、話し合って、何が必要で、何が好ましいことかをクラブに伝えるつもりです。そしてクラブも、その時点での状況と、今後どのような道を歩むのか、どこへ向かうのかを教えてくれることでしょう。間違いなく、話すことになると思います。シーズンは日曜に終わるので、来週には集まってこのようなことを話す機会があると思います」

──補強が必要なポジション
「退団者が出るかどうかにもよるでしょう。どこが必要か、どこが必要でないかについては話すことはできません。来季の目標とそれに合わせたチームを設定する必要があり、そこから取り組むことになります。ポジションについては、多くの場合、マーケットが教えてくれるものです。現時点ではまだ待つ時間だと思います」

──契約延長
「私はいつも自分の考えを言ってきました。バレンシアという自分の家にいて、ここで監督の仕事をするという夢を実現し、このチームと一緒に成長する可能性を持てていることを幸せに思います。改善と成長のためにやるべきことはまだたくさんあります。働くこと、学ぶこと、あらゆる状況に対処する方法を知ること、今の私にとって最も重要なこれら全てを行うのに最高の場所にいると実感しています。そして他の監督と同じように、私が望んでいるのは継続性であり、自分の考えやプレースタイルが時間を経ても確実に残り、誰もが求めていること──自分の仕事が多くの人たちに評価され、歴史に名を残すこと──を達成できることです」

──9位で終わるのと10位で終わるのとで、クラブが手にする放映権料が200万ユーロ変わること
「私は金額ではなく順位を重視しています。9位は10位より良いですよね?私たちを動かすのはスポーツ面の挑戦です。スポーツ的な側面と、この試合で私たちが要求される全てのことを踏まえて考えています」

──ディミトリエフスキ
「私はバレンシアの選手ではない誰かについて話すことはできません」

──消化試合に対する選手たちのモチベーション
「置かれている状況や時期に関係なく、バレンシアのシャツを着てプレーする全ての試合に価値があります。どんな試合も活用しなくてはなりません。私たちはチームにさらなるエネルギーとモチベーションを与え、競争力のある試合をするために必要な選手を起用するつもりです。たとえ親善試合であっても常に、全ての試合でバレンシアの選手は、自分のベストを尽くし、仕事と努力でバレンシアの価値観を表現するべきである、ということを知らなければなりません。良い仕事をする、うまくやる、という意思は常に存在していなければなりません」

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