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ガヤがワールドカップ代表メンバーから外れる

ワールドカップに参加するスペイン代表メンバーに選出されていたガヤが、16日に負った右足首の軽度の捻挫を理由に、18日に代表メンバーから外されてしまいました。

ガヤがワールドカップ代表メンバーから外れる

怪我自体は軽いものであり、初戦のコスタリカ戦は微妙でも2戦目のドイツ戦には間に合う見込みだったため、今回の一件に関しては「ルイス・エンリケがガヤのワールドカップを盗んだ」と多くのバレンシアメディアとバレンシアニスタから怒りの声が出ています。加えて、膝を負傷しているギジャモンやフィジカルに違和感を抱えているモラタは全体練習から外れているにもかかわらず怪我を理由に"追放"されていないこと、欧州選手権の時にはCOVID-19陽性となりグループステージ2試合に出場できないことが決まっていたブスケツとトラオレを入れ替えず第3節まで待ったことなども不満の火種となっています。

また、20日パテルナに戻って来たガヤが歩行するにあたって痛みも不快感も全く感じさせないこと、またバレンシアのメディコの診断を受けたところ"初戦への出場も問題ないくらい非常に、非常に、非常に軽度である"と診断されたことも覚えておく必要があるでしょう。

このガヤの代表離脱を受けて、バレンシアOBのアルベルダは自身のSNSで「最終リストの入替は軽傷者でも認められてるんだっけ?重傷者が出た場合のみ許可される規則だと思ってたよ」と皮肉を残し、現在スポーツコメンテーターを務めるカニサレスは「怪我を理由にした入替ではなく、ルイス・エンリケが登録リストを修正したかっただけだ。どうしてもバルデを呼びたかったのだろう」と昨日のラジオで語りました。

ガヤにとってワールドカップメンバー発表までの道のりも、自身ではどうにもできない要素によって予想以上に苦しいものでした。昨季の審判への発言を今季の開幕直前になって不平等な形で制裁され、ワールドカップに向けて貴重なアピールの場である開幕からの4試合を出場停止とされました。それでも第5節からの文句なしのハイパフォーマンスでワールドカップ行きのチケットを手にしましたが、開幕2日前にこのような形でチームから追い出され、ガヤのカタールワールドカップは終わりを告げることになりました。


ガヤはドーハの空港からスペイン行きの飛行機に乗る前にカデナ・セルのインタビューにて次のようにコメントしました。

「状況を受け入れようとしていますが、難しい...とてもつらいです。悲しいですが、この数年間このために戦ってきたことを誇りに思います。でも最終的には実現できませんでした。これは既に決定事項であり、ルイス・エンリケは彼が言った通り、チームのためにこの決断を下したのだと思います。

代表の仲間は、僕がこれまでに経験したことのない環境を作ってくれました。人間としても素晴らしい選手が集まったグループです。きっと素晴らしいワールドカップにしてくれると感じていますし、僕は家から彼らを応援するつもりです。彼らの成功を心から祈っています」

さらにガヤは、代表離脱について寄せられた多くのサポートに対する感謝の言葉を昨夜、自身のSNSに載せました。

「この数時間に受け取った全てのサポートのメッセージに感謝したいと思います。正直なところ、自分がこれだけ多くの愛情を受けるに値するかどうかわかりません。子供の頃からの夢のひとつが、小さな怪我で台無しになることを受け入れるのは簡単ではありませんが、時にそのような受け入れがたいことが起こりますし、それは受け入れなければならないものです。

今からは、ラ・ロハの試合を楽しむ一人のファンとなります。今大会がスペインのワールドカップになることに疑いの余地はありません。代表のチームメイトたちには世界中の幸運を祈りたいと思います。人生は続きます」

ドーハからバレンシアに戻るガヤには、元バレンシアの選手で現バレンシア選手協会の会長であるフェルナンド・ヒネールが付き添いました。今日ドーハに戻るヒネールは、ガヤをひとりにしないためだけに往復12000kmの移動をし、失意のガヤをサポートしました。

また、バレンシアのチームメイトの多数がガヤへのサポートのコメントをそれぞれのSNSに投稿しています。

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