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ハビエル・アギーレが新監督に就任

メキシコ人監督ハビエル・アギーレ(67)がコルベランの後任としてトップチームの監督に就任することが公式発表されました。

ハビエル・アギーレが新監督に就任

契約期間は今季終了時(2027年6月)までの9か月間で、来季のヨーロッパリーグ出場権獲得(5位)以上で1年延長となるオプションが付いています。また第19節終了時点で降格圏から抜け出せていない場合、違約金無しで契約解除できるという条項も含まれていると一部メディアで報じられています。

アギーレ監督はメキシコ・シティの出身ですが、両親がバスク地方からの移民であり、自身も「エル・バスコ」というニックネームで呼ばれるほど、スペインに深いルーツを持っています。

今年の夏に開催された北中米ワールドカップでメキシコ代表を率いてベスト16進出という成績を残した後、バレンシアにやってくることになりました。メキシコ代表では2002年、2010年に続いて3度ワールドカップに出場しました。日本代表やエジプト代表を率いた経験もあります。

クラブレベルでは、オサスナ、アトレティコ・マドリー、レアル・サラゴサ、エスパニョール、レガネス、マジョルカといったラ・リーガの多くのクラブで実績を残してきました。特筆すべき成果のひとつがオサスナでの成功です。アギーレ監督のオサスナは2004/05シーズンに国王杯準優勝、2005/06シーズンにLaLigaで4位となりチャンピオンズリーグ出場権を獲得しました。また、メキシコリーグではパチューカを率いてリーグ優勝、モンテレイを率いてCONCACAFチャンピオンズリーグ優勝という成果も残しています。

アギーレ監督は「規律」や「ハードワーク」を選手たちに叩き込むタイプの監督ですが、最大の強みは「ロッカールームを掌握する力」にあります。カリスマ性にあふれ、ユーモアと情熱、時にはスラングなどの激しい言葉を交えながら、選手を単に説得するのではなく、ピッチ内外で「この人のために走ろう」と思わせる関係を築きます。かつてアギーレ監督の指導を受けた選手のひとりは「試合に出られない選手ですら"自分はチームに不可欠だ"と思わせるほどの監督」と評しており、チームの一体感や、強豪に恐れず立ち向かうハングリー精神を植え付けるのが非常に得意な監督です。

戦術面では、状況に合わせた柔軟性と高い戦術規律が特徴です。マジョルカ時代は5-4-1や5-3-2の強固なローブロックで守り、前線のフィジカルの強い選手へ素早く縦パスを入れるカウンターを採用していました。メキシコ代表などでは4-3-3をベースに、ピッチ上にパスの三角形を作ってインテンシティ高く戦うシステムも用いています。

現在19位に沈むチームにとって、このメキシコ人監督の「チームのメンタルを急速に立て直し、泥臭く組織をまとめて勝ち点を拾う」というスタイルは、まさに今、最も必要としている要素と言えるでしょう。

セカンドコーチにはマジョルカやメキシコ代表でも共に働いた"アギーレ監督の絶対的な右腕"である、トニ・アモールが就任します。また、フィジカルコーチにはレガネスやマジョルカで共に働いたポル・ロレンテが就任することも明らかとなりました。

就任が決まったアギーレ監督はメディア対して以下のようにコメントしています。

「メキシコ代表での仕事を終えて燃え尽きたようになっていた。このまま引退することも考えたし、いろいろな国から4つのオファーがあったがそれも断った。それでもバレンシアに来ることを選んだのはその歴史に惹かれたからだ。スペインでは15年過ごしたが、メスタージャに来るたびに難攻不落の要塞だと感じたよ。クラブだけじゃない、チームとファンからも強烈な印象を受けた。加えて私自身スペインに強いルーツを持っていることも影響している。子供たちもここで学び育ったからね」

「チームはこんなに苦しまなくて良いだけのクオリティを持っているが、現状は見ての通りだ。やるべきことは山積みだが、リーグ戦もまだまだ先がある。31試合、勝点90ポイント以上が残っているんだ。ポジティブになれる理由はたくさんある。選手個々のレベルは高いので、選手たちの能力を最大限に引き出せるよう全力を尽くすよ」

「7試合すべてを見たが、運や審判の判定について話すのは難しい。ただ、いくつかの試合ではもっと良い結果に値したと思う。オスカル(・サンチェス暫定監督)の仕事は素晴らしかったし、最後の敗戦も非常に残念だった。でもサッカーとはそういうものだ」

「補強が必要かどうか、まずはブラウリオと話し合い、チームに必要な選手のプロフィール、予算、そして移籍市場の状況を検討する」

「ピーター・リムともキアト・リム会長ともまだ話していない。ブラウリオと話しただけだ」

「バレンシアでの仕事を終えた後のことは考えていないよ。妻が決めてくれるだろう」

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